総コレステロールとは?

コレステロールは細胞の膜を構成したり、胆汁酸やステロイドホルモンの原料となる体にとって必要な物質。

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総コレステロールの基準値


130〜220mg/dL


総コレステロールの異常値で疑われる病気


【高度減少】

肝硬変、劇症肝炎、悪液質 

【中等度減少】

甲状腺機能亢進症、栄養障害、肝硬変、劇症肝炎、悪液質

【軽度減少】

Tangier病、甲状腺機能亢進症、栄養障害、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、劇症肝炎、悪液質、吸収不良、経静脈高カロリー輸液、Addison病、貧血、慢性感染症


【軽度増加】

家族性高コレステロール血症、家族性複合型高脂血症、家族性V型高脂血症、特発性高コレステロール血症、CETP欠損症、糖尿病、甲状腺機能低下症、先端巨大症、下垂体機能低下症、Cushing症候群、閉塞性黄疸、肝細胞癌、Zieve症候群、脂肪肝、原発性胆汁性肝硬変、膵炎、ネフローゼ症候群、痛風、高尿酸血症、妊娠、薬物(ステロイド、経口避妊薬、β-ブロッカー)

【中等度増加】

家族性高コレステロール血症、家族性複合型高脂血症、家族性V型高脂血症、特発性高コレステロール血症、CETP欠損症、糖尿病、甲状腺機能低下症、先端巨大症、下垂体機能低下症、 Cushing症候群、閉塞性黄疸、肝細胞癌、Zieve症候群、原発性胆汁性肝硬変、ネフローゼ症候群

【高度増加】

家族性高コレステロール血症、ネフローゼ症候群 

総コレステロールの基礎知識


 コレステロールは、細胞の膜を構成したり、腸内での脂肪の消化に役立つ胆汁酸やホルモンの一種でもあるステロイドホルモンの原料となる体にとって必要な物質。しかし、余分にとると動脈壁の中に沈着して動脈硬化を起こす。とくに心筋梗塞などの虚血性心疾患の発生率は、血清中のコレステロール量と相関。


【高コレステロール血症の原因】

1.原発性高脂血症

遺伝や家族性に多く見られるもので、体質や生まれつきの異常が原因。

2.二次性高脂血症:

生活習慣や他の病気による高コレステロール血症。脂肪のとり過ぎ、内分泌の病気(甲状腺機能低下症など)、糖尿病、肝臓の病気、ネフローゼなどが原因。

【コレステロールは低すぎても異常!!】

1.原発性低脂血症:

生まれつき病気によるもの

2.二次性低脂血症:

低栄養、肝臓の病気、貧血、甲状腺機能亢進症などによるもの。とくに重篤な肝臓病や甲状腺機能亢進症。


原因によって、治療方法が異なりますので、まず、原因が何かを調べます。


日常生活での注意点


コレステロールは、20歳以降、加齢に伴い徐々に増加します。特に女性では更年期を機に急速に増加します。


 大部分の高コレステロール血症は、栄養過剰によるものや糖尿病によるもの。食事療法と運動療法がまず第一のステップ。

10%コレステロールを下げると心筋梗塞の発生は、10〜20%低下します。


【食事療法の原則】

1.1日の食物量を減らす

一般に標準体重を計算し[(身長cm−100)×0.9kg]、1kgあたり25〜30kcalとします。身長が165cmの人であれば、65×0.9×(25〜30)=1,460〜1,755kcalとなります。

最近の日本人の調査では1日、2,1000kcalぐらいとっていますから、現在の量の70〜85%ぐらいとすればよいわけです。


2.コレステロールの摂取を減らす

1日のコレステロール量を300mg以下にします。動脈硬化があるときは150〜250mgとします。

コレステロール含量が多い食品は、卵黄、イカやエビ、レバー、貝類、動物や魚の内臓、魚卵など。卵黄1個には235mgのコレステロールが含まれています。洋菓子も危険です。
牛乳は1日200〜400mlとってもコレステロールは30〜50mg程度。


3.多価不飽和脂肪酸を多くとる

多価不飽和脂肪酸はコレステロールを下げる作用があります(リノール酸、EPAなど)。
具体的には、動物性脂肪を植物油にかえることです。


4.食物繊維を多くとる

食物繊維はコレステロールの吸収をおさえます。現在の日本人は1日17gしか食物繊維をとっていません。1日25gは必要とされています。現在の1.5倍とする必要があります。

繊維の多い食物は、オートミール、ライ麦パン、玄米、コーンフレーク、ひじき、しいたけ、大豆、野菜などです。


食事療法は一生続ける必要があります。定期的に確認しましょう。自分の好みに合わせてうまく実施することも長続きのコツです。
また食習慣として、1日3回定時に食べる、夜遅く食べない、夕食を多くしない、ゆっくりとよく噛んで食べるなどが必要です。


【運動療法の原則】

運動は、コレステロールの代謝を促進する働きがあり、また、エネルギーを消費する働きもあり、高脂血症にはよい療法となります。運動すると食欲がでますから、食事療法とともに行うと効果大です。


1.有酸素運動(エアロビクス運動)

すなわち中程度の運動が脂肪をよく燃焼してくれます。また10分以上続けないと脂肪は燃焼しません。

・ジョギングや早足走行(ウォーキング)
   1回10〜20分、週3日以上、
   週20km以上のジョギングか走行。

・水泳や自転車も適しています。

・喫煙は、運動の効果を減弱するので禁煙。

・服装や靴(底の厚いウォーキングシューズ)を用意。

・運動の前後には準備体操や整理体操をしましょう。

できれば、開始前に医師のチェックを受けて下さい。


【薬による治療が必要な人】

1.コレステロールが240〜260mg/dlで、
危険因子(高齢者、喫煙、高血圧、心電図異常、肥満、糖尿病)のうち2つ以上ある人

2.コレステロールが260〜300で、危険因子が一つある人

3.コレステロールが300以上の人

かかりつけの医師や病院で相談してください。





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