ヘマトクリット値 (Ht)
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ヘマトクリット値は血液の中にどのくらいの割合で赤血球が含まれているかを
容積の比率(%)であらわしたものです。
血液は“血球”とこれを浮かべている“血しょう”と呼ばれる液体成分から成っています。
通常、赤血球数が減るとヘマトクリット値も下がり、その増減は赤血球の量に支配されています。
ヘマトクリット値が低い血液は 液体成分の血漿が多いということでさらさらしています。
また逆に値が高くなると血液は濃くどろどろしてきます。
貧血があるかどうかを決める時に必ず調べる項目で、
赤血球数とヘモグロビン濃度の検査をして総合的に判断されます。
貧血がある場合、この3種類の検査の結果から赤血球の質的な変化を知ることによって
貧血の大まかな分類と診断ができます。
【基準値】
男性で39〜50%、女性で36〜45%。
男女であきらかな差があり年齢的にも、生後まもなくは高値を示しますが
15歳ぐらいで成人の値にほぼ近くなります。
また季節的な変動もあり夏よりも冬の方が高くなります。
【測定法】
用手法ではミクロヘマトクリット法が普及しています。
凝固阻止剤を加えた血液を毛細管に吸い上げます。
片方をパテで封じてから高速遠心後、
全体を100%として赤血球層の高さから比率を求めます。
自動血球計数器の場合は赤血球を電気的なパルスとして捉え
これらの大きさの和から出すものと、
赤血球の平均容積と赤血球数から自動的に計算する方式があります。
【異常値】
<低下>
まず貧血が疑われます。
赤血球の数が減少したり赤血球の大きさが小さくなった場合、
また妊娠中に循環血漿量が増えても、ヘマトクリツト値は低下します。
<増加>
赤血球増多症(多血症)。
激しい嘔吐、下痢、強い発汗などにより脱水状態が起こった場合は、
体の循環血漿量が減少するためヘマトクリット値は高くなります。
赤血球の形態が異常な時に血球と血球の間に血漿を多く取り込み、
ヘマトクリット値が高くなることがあります。
白血球数が極端に多いときも不正確になる場合があります。
赤血球の数だけでなく、このヘマトクリット値にも注目して
赤血球が正常な大きさをしているのかどうかを見てくださいね!
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