血圧があがる原因は? その5
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A. 心臓 の 肥大
心臓という臓器はほんとによくできていて、心臓に負荷かかっても、
心筋が厚く肥大したり、心室なり心房が拡張して心臓の働きが一定になる様に、
つまり全身が必要としている血液を不足無く送るように対応をしています。
からだが活動するときは、活動する組織に余分な酸素が必要で、
そこで血液はふだんより余分に流れなければなりません。
このとき、健康な心臓であれば、収縮する回数を増し、
また1回に出す血液の量を増し、ふだんの10倍ものはたらきをします。
ところが、心臓がわるいときは、必要なだけの血液を送り出すためには、
心臓自身が大きくふくらんで送り出す血液量を保つようになるのです。
このしくみは、ゴムひも想像してください。
引っ張って離すと弾力によって強い力を出しますね。
その力はある限度までは強く引けば引くほど力が強くなります。
でもゴムがいたんだり、古くなってくると、余計引っ張っても、
やっとふつうの力しか出ず、もっとひどくなると、引っ張っても弾力がなく
伸びてしまいます。
心臓が悪い時には、余計拡張して収縮し、やっと普通の力を出しているのです。
これが心臓の拡張です。
また、心臓は、高血圧などの強い抵抗にあってはたらいていると、
心臓の壁が厚くなります。これが心臓肥大です。
だから、血圧の高い人には、心臓の肥大が起こるのです。
心臓は、肥大拡張することによって、何年も、場合によっては何十年も、
日常生活に耐える状態を続けることができます。
でも、古いゴムと同じように一定の限度があって、肥大しすぎたり、
心臓の病気が進んだり、心臓が耐えられないような過労が続くと、
ついには十分血液を押し出すことができなくなって、やがて心不全になります。
高血圧がある人は、治療の段階で、
心臓の状態がどうなっているかチェックすることが大切です。
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