「悪玉」コレステロール は ほんとに「悪」?
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肝臓から体の隅々にコレステロールを運ぶ大切な役目があります
血液中のコレステロールは、たんぱく質と複合体を形成して
「リポタンパク」として存在しています。
「リポタンパク」は、比重の重さによって4種類に分けられます。
大きさは、下に行くほど、大きくなります。
1.high density lipoprotein(HDL、高比重リポタンパク)
コレステロールとタンパク質が半々くらい
2.low density lipoprotein(LDL、低比重リポタンパク)
コレステロール含量が最も多い
3.very low density lipoprotein(VLDL、超低比重リポタンパク)、
中性脂肪が50〜65%、コレステロール、リン脂質を含んでいる
4.cylomicron(カイロミクロン、乳び脂球)
中性脂肪が85〜95% エネルギー源、皮下脂肪になる
これらのリポタンパクのうち、
コレステロールを主に運んでいるのが1のHDLと2のLDLです。
HDLに運ばれているコレステロールを「HDLコレステロール」、
LDLに運ばれているコレステロールを「LDLコレステロール」と呼んでいます。
2のLDLは、血管の中を流れている血液の中にある、
もっともありふれたタイプのコレステロールですので、「悪」ではありません。
ただ、2つのリポタンパクはまったく逆の働きをしています。
LDLが肝臓のコレステロールを体の隅々に運んでいるのに対して、
HDLは体の隅々の血管壁にたまったコレステロールを抜き取って
肝臓に運ぶ働きをしているのです。
そこで、血液中に、LDLコレステロールが増えると、
体の隅々に運ばれるコレステロールが増えて動脈硬化を促進するため、
LDLは「悪玉コレステロール」と呼ばれています。
逆にHDLコレステロールは、体の隅々の余分なコレステロールを肝臓に運び、
動脈硬化の防止につながるため「善玉コレステロール」と呼ばれています。
2つのコレステロールのバランスをコントロールすることが大切なのです。
基準値は、
HDL 男性 40〜99mg/dl 女性 50〜109mg/dl
LDL 140mg/dl 以下 (160mg/dl以上は治療が必要)
ただし、これは、健康なかたを基準としたものです。
治療を受けられている方は、必ず、医師の指示に従いましょう!!
個人的な判断は、病気を悪化させることに繋がります!
特に、肝臓が悪い方は、コレステロールの生成能力が低下しているために
血液中のコレステロール値が基準値内になることがよくあります。
他の肝機能検査のデータと合わせて、判定する必要があります。
一般的に、HDLコレステロール値を下げる原因は、
喫煙、肥満、運動不足、糖尿病などがあげられます。
禁煙、減量、運動などの生活習慣の改善を心がけましょう。
糖尿病の方は、血糖値のコントロールをすることが大切です。
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