悪性貧血とは ?
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名前を聞いただけでは、すごい悪い貧血のようですが、
長い間、原因不明で致死的な貧血であったことから、悪性貧血と名づけられました。
体のビタミンB12、葉酸(ヨウサン)の吸収障害によって起こり、
巨赤芽球性貧血に分類されます。
いまでは、効果的な治療法があり、貧血は改善できます。
【症状】
ビタミンB12には神経細胞の核酸や、たんぱく質、脂質の合成を補助、修復して、
精神の安定、集中力、記憶力を向上させる働きがあります。
不足すると、貧血による一般症状のほかに、めまい、動悸、手足のしびれ、筋力低下、
また、知覚障害、イライラや、無気力、集中力、記憶力の低下などを招きます。
ひどくなると…記憶減弱、排尿障害、下痢、腹痛、手足の浮腫、舌が赤くなってひりひり痛む、
白髪化など、末梢神経系の症状まで出てきます。
【診断】
赤血球数減少 ヘモグロビン低値 MCV高値 MCH高値
白血球数減少 血小板数減少 (DNA合成障害による汎血球減少症)
【主な原因】
1. ビタミンB12欠乏
● 極端な菜食主義 による摂取不足
●胃・小腸・回腸などの切除により吸収不足
2. 葉酸欠乏
● アルコール中毒 による摂取不足
●胃・小腸・回腸などの切除により吸収不足
●妊娠 造血亢進 悪性腫瘍 により、必要量が増え、足りなくなった場合。
【治療】
現在はビタミンB12の非経口投与(筋肉注射など)で劇的に改善されます。
詳しくは中国労災病院検査科HP(図いりで詳しく説明)
http://www.chugokuh.rofuku.go.jp/kensa/blood/ma98/ma98.html
★ビタミンB12の必要性
ビタミンB12は、血液を造るのに欠かせない栄養素で、「葉酸」と補い合って働きます。
赤血球の産生や神経の働きに関与し、胃粘膜から分泌される
「内因子」という物質と結合して回腸から吸収されます。
悪性貧血の場合、胃粘膜の壁細胞に対する自己抗体の出現により
「内因子」分泌不全が起こりビタミンB12の吸収ができなくなります。
この結果、ビタミンB12の欠乏(=DNA(核成熟)合成障害)により造血障害がおこります。
ビタミンB12は、1日の必要摂取量が微量(2.4μg)です。
よほどの偏食をしない限り、不足は起こりません。
しかし、動物性食品(肉・魚・卵・牛乳など)にしか含まれないので、
肉を全く食べない菜食主義の人は、サプリメントなどで補給する必要があります。
また、胃全摘のあとにもビタミンB12の吸収障害が起こり、
肝臓でのビタミンB12の貯蔵がなくなると症状があらわれます。
大酒のみで栄養が極端に偏っている人、ある種のてんかんの薬を長期服用している人なども
葉酸欠乏から悪性貧血になります。
ビタミンB12による悪性貧血では、胃癌の合併が多いため
年1回は胃の検査を受けることをお勧めします。
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