体の中に「海」がある?

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体の中にも「海」があるのを御存じですか?


話は、ずっと昔・・・35億年前にさかのぼります。

地球最初の生命体が海の中で誕生しました。

どのようにして生まれたのかは、謎ですが、
何かの偶然で生まれたカビのような生物は光合成を発明しました。

光合成から酸素が生まれ、地球の周りにオゾン層がつくられて、
太陽からの強い紫外線を防いでくれるようになりました。

そのおかげで、生物は海から陸へと上がることができるようになりました。
長い年月をかけて、生物は進化をして、私たち人間もできあがったのです。

「海」は生命誕生の源です。
ですから、陸にあがった生物たちも、自分の体内に「海」を持っているのです。

★お母さんの中の「海」

妊娠中のお母さんのおなかの中には、小さいけれど豊かな海があります。
それは「羊水(ようすい)」です

羊水が入っている膜を羊膜(ようまく)と呼びます。

古代ギリシア時代には、ヒツジはいけにえとして使われていて、
そのヒツジをつつむのに使ったやわらかい袋が、その語源と言われています。

この「羊膜」や「胎盤」はそもそも母親側の臓器ではなくて、
子供が卵子から発生する過程でできるものなのです。

卵子と精子が結びついて一つの細胞となった受精卵は、
細胞分裂をくり返しながら、自分で「胎盤」や「羊膜」「羊水」を作り出し、
温かな羊水の中で約300日近くを過ごします。

細胞は分裂し、お魚やイモリのような形になったり、鳥みたいになったりして
最後に人の形になって「オギャー」と誕生するのです。


妊娠中には、定期検診で、胎児の様子を調べるためにエコーを撮りますが、
それを見ると、その進化がよくわかります。

娘がお産した病院では、この胎児のエコーをビデオに撮影してくれるんです。
2〜3cmの小さな胎児の心臓がドキドキ動いている姿には感動です!!

また、臨月近くになると、目をパチパチさせたり、
羊水をゴクゴク飲んだりしているようすも、よくわかります。

もちろん!男の子か女の子かもしっかりと!!(*^。^*)


★生まれてからの「海」


誕生したら、「羊水」はなくなりますが、
体の中に「海」があり、生命を維持するのです。


人の体は個体のように見えますが、水分は体重のおよそ65% だといわれています。
水の量がたった数%不足しただけでも、私たちの体は調子を崩します。


それが、「海」であるという証拠に、その成分を見てみましょう!!

海水 羊水 血しょう
(陽イオン)
ナトリウム  86 93 92
カリウム 2 3 3
カルシウム 2 3 3
マグネシウム 10 1 2
(陰イオン)
塩素 94 67 67

★体にある「海」の働き


● 血液として、栄養成分や酸素を身体のすみずみまでおくる

● 体液として、運ばれた栄養成分を浸透圧の力を利用して細胞の中に送り込む

● リンパ液として、身体の様々な代謝の過程から出来上がってくる老廃物を集める


★体の外に出てくる「海」


その代表的なものが、汗と尿です。


身体の中では常に様々な代謝反応が起こり、その代謝の過程で
いろいろな副産物が作られます。

それらには、けっして身体にとってよいものでないものもあります。
それらを身体の外に出してくれるのが、尿や便や汗です。

便は固形ですが、食物繊維の働きで水分も多く含まれています。


★病気になったら「海」へ


今は医療が発達していて、病気になったら、薬や注射、手術で病気を治療します。

では、医者も薬もなかった時代の人たちはどうして病気を治していたのでしょう?

人々は病気を治しに「海」に行きました。「海水浴」です。
今では楽しい夏の遊びですが、もともとは世界各地で行われていた治療法です。


海は体の中の汚れをきれいにしてくれる……。
そのことを昔の人はちゃんと知っていて、上手に利用していたのですね。


我が家では、父がまだ元気な頃には、庭の池で錦鯉を30匹ほど飼っていました。
錦鯉は淡水魚ですが、元気がなくなると、父は大量の食塩を買ってきては
池の中に放り込んでいました。

池のそこが真っ白になるくらい入れるものですから、
全部溶けないで長い間残っていました。

そんな濃い塩分濃度の中、しばらくすると、錦鯉は元気に泳ぐようになりました。


「海」には、不思議な力があるんですね!!

私たちの体の中の「海」をキレイにすれば、体が元気になりますよ〜!!



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