糖尿病予備軍とは?
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「糖尿病予備軍」と言う言葉をよく聞きますが、具体的には、どういうことですか?
★糖尿病予備軍とは?
日本糖尿病学会の診断基準では、
血糖値が、正常よりは高く、糖尿病と診断される値よりは低い状態のグループを指します。
一般的には2型糖尿病(インスリン非依存型糖尿病)の軽症型と理解していいでしょう。
「境界型」とも言われます。
空腹時血糖が基準値を超えた場合、ブドウ糖負荷試験(GTT)を行います。
血糖値の範囲で表しますと、空腹時血糖値が110〜125mg/dlで、
食後血糖値が140〜199mg/dlの方を「糖尿病予備軍」と見ているようです。

血糖の上昇はあっても軽度で、合併症も進展しにくく、薬剤などによる治療は必要ありません。
食生活・生活習慣の改善をこころがければ、血糖値をコントロールできます。
ただし、改善を怠ると数年の内に糖尿病になってしまう恐れがあります。
★☆★
★「境界型」から「糖尿病」へ ?
こんな報告があります。(調査方法・年齢などによってバラツキ)
10年前の糖負荷試験で「正常型」と判定された人のうち、
10年後に糖尿病にすすんでいるのは、4.8% であるのに対し、
「境界型」と判定された方の場合は 20〜60% が糖尿病へ進んでいました。
この事からも、「境界型」はやはり糖尿病の予備軍であるといえます。
境界型の人は血糖を下げる働きのあるインスリンというホルモンの分泌はあまり低下しておらず、
むしろ分泌量が増えている人が多いようです。
肥満、運動不足、アルコールなどによってインスリンの効きが低下し、
それを補うためにインスリン分泌量が増えるものと考えられます。
日本人は欧米人に比べ、インスリンの分泌量が少ないため、その効きが悪くなると、
すぐに血糖値が上がってしまいます。
また、日本人の約40%が、太るとインスリンの効きが悪くなる遺伝子を持っているとされ、
日本人はもともと糖尿病になりやすい体質なのです。
★「境界型」から「動脈硬化」へ?
最近の研究で、
インスリンの血中濃度が高いと高血圧や高脂血症を引き起こすことがわかりました。
予備軍の中でも肥満があり、血圧や中性脂肪値も高い人は、
動脈硬化の進行が早まって、脳卒中や心臓病を起こしやすいとされています。
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★糖尿病への進行をくいとめよう!
食事と運動、生活習慣の改善で予防できます。
現在予備軍の人が糖尿病を発病しなければ、日本の糖尿病人口は確実に減少していきます。
今、30〜50代の境界型の人たちでの『日本糖尿病予防プログラム』が進行中で、
1日20分、週4日以上歩いて700kcalを消費し、適正体重の達成と維持を目標としています。
2年経った中間報告では、何も改善しないと約26%が境界型から糖尿病に進みましたが、
運動した人たちでは約11%に下がっていました。
世界でも、実績が上がってきています。
『フィンランド糖尿病予防研究』では、
境界型の肥満者に、脂肪摂取量の減少、食物繊維を30g摂取、30分の運動という改善で、
4年間での糖尿病発症率が半減。
中国大慶市の『Da Qing 研究』でも、
改善しない群での糖尿病発症率の約68%に対して、
6年間の食事改善群で約44%、運動改善群は約41%、食事と運動改善群で約47%に減少。
予備軍をその先の糖尿病に進ませないためには、
生活習慣の改善、食事と特に運動が大切だということをおわかりいただけたでしょうか?
1. 肥満を解消する
・第一歩はダイエット、体重を 標準体重 にする。
2. 食生活の改善
・身長や職業などに合った適切なエネルギーをとる。
・栄養をバランスよくとる。(緑黄色野菜を十分に、ミネラル・ビタミンを豊富に、糖質、脂肪を減らす)
・3食必ずとり、間食をさける。
3. 運動の習慣をつける
・習慣づけるためにも、まずは半年間続けることを目標としましょう。
4.ストレスを解消する
・ストレスは糖尿病の大きな誘因のひとつです。
お酒やたばこに頼らず、気分転換を図れる趣味を見つけましょう。
糖尿病チェックで、あやしいと判定が出た、あなた!!
まずは歩くことから始めてくださいね!!
メタボ対策に!!