鉄欠乏性貧血とは?

鉄欠乏性貧血は血低色素性小球性貧血の1つで、日常最も多く見られる貧血。

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鉄欠乏性貧血 (IDA Iron Deficiency Anenia)


低色素性小球性貧血の1つで、日常最も多く見られる貧血です。

(赤血球数は基準値内。ヘモグロビン(HGB) ・ヘマトクリット(HCT)が低下)


生体内でヘモグロビンの合成に不可欠な「鉄」が欠乏し、
ヘモグロビンの合成が十分に行われないために生する貧血です。


私達の体は鉄を作り出すことは出来ませんので食物から補給することが必要です。


成人男性で毎日約1mgの鉄が失われます。

一方、通常摂取された鉄はその約10%が吸収されますので、
1日約10mgの鉄を摂取しなければいけません。


成人女性の場合には月経による出血で1日平均2mg、
さらに妊娠中の女性は1日平均で3mgの鉄が必要となります。

それぞれ1日20mg、30mgの鉄を摂取しないと鉄の不足状態となります。


だからといって、鉄が不足したから、すぐに貧血になるわけではありません。
鉄の不足分は体に蓄えられている貯蔵鉄(通常約1000mg)から供給されます。


この状態を「隠れ貧血」といいます。


その貯蔵鉄が足らなくなってくると、「鉄欠乏性貧血」の症状が現れてくるのです。


鉄欠乏性貧血の診断

鉄欠乏性貧血と診断されるのは、

   ・Hb(ヘモグロビン)<12g/dl、 MCV<80、 MCH<27

   ・血清鉄↓、総鉄結合能↑、血清フェリチン↓


鉄欠乏性貧血の原因

性別・年齢・環境などにより、さまざまなの要因が考えられます。

●幼児期:未熟児、食事摂取不良など

●思春期:急速な成長。あるいは月経開始に伴って「鉄」の必要が増大。

●成人:病的出血が持続している時。

    1.消化管出血、
    2.性器出血、
    3.ガン
    4.妊娠、出産、授乳。
    5.月経異常
    6.摂食障害

●高齢者:食事摂取不良や 病的出血(上に同じ)


鉄欠乏性貧血の症状


食事中の鉄分の不足による場合は、ゆっくり貧血が進行するために
体が徐々に貧血状態に慣れてしまうので、特に自覚症状はありません。

健康診断の血液検査で偶然見つかることが多いです。

貧血の程度が強くなってくると、貧血の一般的な兆候が現れてきます。
動悸・息切れ・易疲労感・全身倦怠感・浮腫・立ちくらみ・顔面蒼白など

そのほか、爪がスプーン状になったり、希に口内炎、舌炎、嚥下障害などが見られることもあります。


鉄欠乏性貧血の治療


鉄欠乏性貧血の食事療法として、肉類、レバー、魚介類、大豆、海藻などの鉄分の多く含まれる食品をしっかりとるようにします。

それでも改善しない場合や、貧血の程度が強い場合は、鉄剤を内服してもらいます。

最初は少なめから始めて、腹痛、吐き気などの副作用がなければ量を増やします。
ビタミンCを含む果汁や野菜は鉄分の吸収をよくし、コーヒー、お茶などは逆に吸収を悪くします。

貧血が改善した後も約3ヶ月は鉄剤の内服を続け、鉄分を体にストックした方がよいでしょう。

慢性の出血による鉄欠乏なら、当然、どこから出血しているのかを突き止め、
その治療を同時に行なう必要があります。

詳しくは、中国労災病院のHP (画像入りで説明してくれています。)



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