白血病とは?

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現代の医学の下においても白血病は死に至る難病です。


昨年11月に歌手の本田美奈子さんが白血病で38歳の若さで亡くなりました。
夏目雅子さん(女優)、アンディ・フグさん(格闘家)も白血病で亡くなっています。


また、渡辺謙さんや吉井怜さんが闘病の末、
仕事に復帰したのは記憶に新しいところですね。


ラブストーリーのヒロインが患う不治の病の代表としてもよく描かれています。


かつては「結核」がその代表だった時代もありましたが、
「結核」の死亡率が低下して、その対象が白血病へと移行したようです。


白血病は青年層がかかる癌の中では最も発生頻度が高く、
青年の死因の上位を常にキープし続けているからでしょう!!


代表例は映画『ある愛の詩』、TVドラマ“赤いシリーズ”などですが、
最近流行りの韓国ドラマにも、白血病のヒロインが登場しています。


わが国でも白血病の恋人の死を描いた『世界の中心で、愛をさけぶ』が
100万部のベストセラーになり、TVドラマや映画になりました。

★白血病とは?


白血病は血液のがんと言われていますが、正確には血液を構成する血球のがんです。


血球を作る細胞すなわち造血幹細胞が骨髄の中でがん化して
無制限に自律性の増殖をする病気です。


そのため血液が通常行う酸素の運搬、感染の防御、止血が十分行わなくなり、
貧血、感染、出血など様々な症状を引き起こします。


19世紀後半にウイルヒョウというドイツの有名な病理学者がこの病気を初めて見つけました。


この時代には治療法もなく、白血病細胞がどんどん増え続けて血液が白くなったために、
白い血の病気すなわち「白血病」と命名されたのです。


しかし、白血病は現在では骨髄中での造血幹細胞のがんと定義されており、
がん細胞の末梢血液中への出現の有無には関係ありません。


早期に診断されますと、白血球数が正常であったり、
あるいは、むしろ減少していることが普通です。


白血病はがん化する細胞の増殖速度によって、

がん化した白血球が芽球の段階で増える「急性」と、
成熟する過程の全段階で増える「慢性」に分類されます。

さらにがん化した細胞の種類によって、骨髄系細胞ががん化する「骨髄性」と、
リンパ系細胞ががん化する「リンパ性」に分類されます。


主な白血病とその発症頻度は以下の通りです。


●急性骨髄性白血病 (AML:acute myeloid leukemia) 10万人に6人

子どもよりも大人に多く見られる白血病です。
白血病細胞を特別な方法で染めて顕微鏡でみることでリンパ性白血病とは区別がつきます。


●慢性骨髄性白血病 (CML:chronic myeloid leukemia) 100万人に5人

子どもにはまれな疾患であり、成熟した白血球が著しく増加し、
ある程度機能を持った芽球を造り出すこともできるとされています。

何年かのうちには急性白血病に移行する(急性転化)とされています。


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●急性リンパ性白血病 (ALL:acute lymphoblastic leukemia) 10万人に1人

小児白血病の代表ともいえる疾患です。

リンパ球ががん化したのがこの病気です。2〜6歳ぐらいに最も多く発症します。
リンパ球が成熟していく、どの段階からも白血病はおこります。


●慢性リンパ性白血病 (CLL:chronic lymphoblastic leukemia)  10万人に1〜3人

白血病化したリンパ球が異常増殖する疾患です。

白血球増加(異常リンパ球の増加)が初発症状で、
病気が進行すると貧血、血小板減少等が出現します。

病気の進行は急性白血病にくらべ、はるかに遅く、
すぐ病状が悪化するわけではありません。

病状の悪化は個人差があり、10年以上経っても、
ほとんど病状の悪化のみられない患者さんも多く、
このような患者さんでは治療は行いません。

慢性リンパ性白血病は、欧米人に多く、日本人では極めてまれです。


★白血病の原因


白血病の原因は詳しく解明されていません。これは、他のがんと同様です。

現在の研究では、白血病の原因は血液細胞の遺伝子レベルの異常と考えられています。

ある種の先天性の免疫不全症や、染色体(遺伝子)異常を伴う先天性疾患でも
白血病が発生しやすいといわれています。

また、放射線・抗がん剤なども白血病を引きおこす可能性があるとも言われています。

細胞は分裂を繰り返し、それと同時に遺伝子も分裂し、もとの遺伝子と同じ遺伝子が作られます。
しかし何らかの原因で、遺伝子が正しく増殖できずに傷がつく場合があります。

傷のついた遺伝子が繰り返し増殖すると、その傷は元に戻らなくなります。
この元に戻らなくなった遺伝子を持つ細胞ががん細胞です。

傷のついた遺伝子は本来の働きができにくくなり、いろいろな不都合を引きおきします。


現在では、白血病の研究も進んでおり、白血病が関係する遺伝子がすでに見つかっています


白血病は遺伝子が関係していますが、遺伝はしないと考えられています。

家族の誰かが白血病に罹ったとしてもまったくの偶然と言われています。
また、風邪のように誰かにうつるということもありません。



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