手術の前に受ける検査とは?!

手術の前には、出血しても血液がきちんと固まるかどうかを調べるためのいろいろな検査を受けます。

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手術!!といったら、身体のどこかを切るわけですから、当然、血が出ます。


ですから、手術の前には、出血しても血液がきちんと固まるかどうかを調べるための
検査を受けなければなりません。


血液が固まるためには、血小板、凝固因子、その他の関連物質が密接に
関わりあっていますので、血小板数が正常だからといって、必ずしも、
一定時間で血が止まるとは限らないからです。


出血時間> (血小板機能の診断に有用)


出血時間は耳たぶに傷をつけ、何分で血が止まるかを調べる検査です。

出血時間の検査

30秒ごとに耳たぶに、ろ紙をあてて調べます。

出血した血液が自然に固まって止まるまでの時間を測定します。


1〜3分が正常、


5分以上延長する場合は血小板の減少や機能低下、
毛細血管の機能低下などが考えられます。


凝固時間 (凝固因子の因子のスクリーニング検査に有用)


採血した血液を37度に保った水槽の中にある2本の試験管に入れて、
傾けていき、どのくらいの時間で固まるかを調べます。


通常は5〜15分で固まります。


血液はザラザラした面にふれると固まる性質がありますので、
ガラスの試験管の中で血液が固まったのです。


血管の内面は滑らかなため、血液は体内をサラサラと循環しています。


しかし、動脈硬化になり血管の内面がデコボコになったり、荒れてくると、
血管の中でも、血液は固まりやすくなるのです。


このため、動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞の引き金になりやすいというわけです。

凝固時間が延長している場合には、血液凝固因子についての詳しい検査を行います。




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血液凝固因子とは?


出血を止める時に中心的な働きをする因子です。

凝固因子はT〜]V(Yは欠番)まで,12の因子が知られています。


血液凝固因子とは?


血液の凝固には,血管内で起こる凝固(内因性)と
血管外にもれて組織内で起こる凝固(外因性)があります。


いずれの場合も,U因子のプロトロンビンがトロンビンに変わり、
トロンビンがI因子のフィブリノーゲンを水に溶けないフィブリンに変化させることで
血液を凝固させているのです。


プロトロンビン時間(PT) 


外因性のII(プロトロンビン)、V、VII、X因子を総合的に調べる検査です。

血漿に抗凝固剤をまぜ,固まるまでの時間を調べて、
プロトロンビンや他の3つの血液凝固因子が正常に働くかどうかをみます。


正常参考値:10〜13秒


【時間延長の場合】

凝固第 II 、 V 、 VII 、 X 因子欠乏症、無フィブリノーゲン血症、

薬剤投与(ヘパリン、ワーファリン等)、肝障害、DIC、ビタミンK欠乏症 など

II,VII,IX,X因子は、肝臓で、ビタミンKの存在下で合成されるので、
この測定は,肝機能を検査する有力な方法の一つとしても実施されています。


活性化部分トロンボ時間(APTT)


血管内の血液凝固(内因系)の凝固因子の異常を調べる検査です。


血友病のスクリーニング検査でもあります。

内因系とは、凝固第 I , II , V , VIII , IX , X , XI , XII 因子、高分子キニノーゲン、
プレカリクレイン、循環抗凝血素、ヘパリンなどをさします。


正常値 24.3〜35.0 秒 (検査方法によって差がある)


【時間延長の場合】


先天性凝固因子欠乏症、特に血友病A( VIII 因子欠乏)、B( IX 因子欠乏)、
von Willebrand病、接触因子欠乏。


凝固因子のいくつかは肝臓で作られているため、
肝障害、薬剤投与(ヘパリン)でも、延長します。


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