鼻血の正しい止血法?!
子どもは特によく鼻血を出すので、あわててしまいますが、たいていの場合、子供の鼻血や傷、打撲による鼻血はすぐに止血できます。正しい鼻血の止血法を紹介します。出血と言えば、「鼻血」
今まで、経験したことがない人はいないでしょう!
思い出しただけでも・・・あのいやな感触がよみがえりますよね。
子どもは特によく鼻血を出すので、あわててしまって
耳鼻科や小児科に駆け込むお母さんが多いのです。
たいていの場合、子供の鼻血や傷、打撲による鼻血はすぐに止血できます。
でも、中には、持病が持病が原因で起こる場合や
出血部位によっては止血が困難で大量出血を起こすこともあります。
正しい鼻血の止血法を覚えて、対応できるようにしましょう!!
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間違った鼻血の止血法
あなたはこんなことやっていませんか?
●首筋をとんとんとたたく
これは、鼻血の止血とは全く関係がありません。
●鼻の上部の骨の硬いところを圧迫する
ここを強く押さえても、鼻血はとまりません。
●ティッシュペーパーを詰め込み、何度も取り替える
ティッシュペーパー抜くときにまた傷をつけてしまうため、出血しやすくなり、逆効果です。
●仰向けに寝る
顔を上に向かせると鼻血が喉をつたって食道に流れてしまいます。
血液を飲み込むと、胸やけし、吐き気が起こります。
絶対、上を向かせてはいけません。
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病院に行く必要の無い鼻血
鼻血の大部分は、鼻中隔の前方にあるキーゼルバッハ部位からの出血です。
この部位は、鼻の入り口から1〜1.5cmくらいのところで、
血管の表面がほとんど保護されておらず、わずかな傷で簡単に出血します。
指が簡単に届く場所なので、ついひっかいてしまいますよね。
同じ場所で鼻血を繰り返すと、新生した血管が密集するので
何度も鼻血を出してしまうようになるのです。
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正しい鼻血の止血法
キーゼルバッハ部位からの出血は、圧迫止血法により比較的簡単に止血できます。
1.椅子に腰掛けさせ、自分の足のつま先30cmのところを見るような姿勢をとる。
椅子がない場合は、頭を高くしてなにかに寄りかかるようにして、顔をやや下に向かせる
2.衣服をゆるめ楽な呼吸をさせる。
3.本人の気持ちを落ち着かせる。
大量に出血を起こすと血圧がストンと下がり、ショックを起こしますが、
鼻出血で死に至ることは殆ど無いので焦らずに!興奮させないようにする。
濡れタオルを前頭部だけでなく、うなじや心臓部にあてるなどしてもいい。
4.付着した血液を、ぬるま湯に浸したガーゼでふき取る。
口の中の血液は、吐き出させてぬぐいとる。飲み込ませない。
5.小鼻の柔らかい部分(キーゼルバッハ部位)めがけて)5〜10分ほど、指で強く圧迫する。
鼻の付近の動脈は鼻の付け根の部分を通っているので、
目頭のあいだの鼻の骨の部分を親指と人差し指で両側から圧迫することもいい。
6.脱脂綿または清潔なガーゼを鼻穴の大きさに丸めて鼻孔に押し入れ栓をする。
7.綿栓を詰めた場合は、止血したと判断しても、20〜30分間は栓を抜かないこと。
鼻の中にある血の固まり(ゼラチン状になったもの)を無理に取らないこと。
鼻を強くかんだりしない、また鼻をいじるなどして粘膜を刺激しないこと。
この方法で、ほとんどの鼻血はとまるはずです。
病院に行く必要のある鼻血
正しい止血法でも長時間とまらない場合
高血圧で薬を内服している場合や血液疾患のある場合
チョロチョロと出血が長時間続いて止まらない場合
洗面器一杯くらい出血したが、止まる気配がない場合
このような場合には、病院に行きましょう!
その時には、
●鼻血が始まった時間、
●出血している時間の長さ、
●おおまかな出血量(洗面器一杯くらい、等)、
●出血の状況(時々、ずっと出ている、等)、
を記録しておきましょう。
また、血圧や病歴、や服用中の薬なども、医師に伝えられるようにしましょう。
緊急の場合は救急車を呼びますが、同様に、状態を電話で説明できるようにすると、
病院での対処が早いです。
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救急法・応急手当
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