尿糖が陽性だったら?

スポンサードリンク

★健診で尿がでているといわれました。 さてどうしましょう。


一般的にいって尿にブドウがでてくる場合を糖尿といいますが、
尿糖が陽性の場合は可能性を二つ考えなくてはいけません。


高血を伴う場合と高血を伴わない場合です。


外来では血と、長期間の血を反映するヘモグロビンA1Cの測定を行い、
高血かどうかを判断します。


日本糖尿病学会の現在の糖尿病の診断基準は血に基づきます。


高血を伴わない尿糖には、腎臓の閾値が変化した腎性糖尿
妊娠腎、新生児の場合があります。


★腎性糖尿とは?


食事によって得られた分は肝臓で体が利用しやすいブドウに変えられた後、
血液にのって全身をまわります。


ブドウがたくさん造られたときは、グリコーゲンという形で肝臓に貯めておかれます。
食事ができない時などはこのグリコーゲンが分解して血液中にブドウを放出します。


このようにして血液の中のブドウは一定に保たれているのです。


血液中のブドウは、腎臓を通る際に、腎臓の中にある糸球体で、
水分と一緒に一度血管の外へでます。その量はだいたい1日200gといわれています。


しかしそのすべてが同じ腎臓の中の尿細管というところで再び血管の中へとりこまれるため、
最終的には尿はでてきません。


糖尿病の人の場合、血液中のブドウが180mg/㎗をこえる状態になると、
尿細管ですべてのブドウを吸収しきれなくなって尿がでてきます。


これに対して血液中のブドウの濃度は正常なのに尿細管の働きが悪くて、
尿がでてくる場合があります。これが腎性糖尿です。


糖尿病と腎性糖尿の違いは血液中の血値とヘモグロビンA1Cを調べるとわかります。


尿糖が陽性であれば病院を受診し、血値と糖尿病の程度の指標である
ヘモグロビンA1C(HbA1c)を測定してもらうようにしましょう

Q.HbA1c とは?


腎性糖尿は若い人に多いのですが、必ずしも病気とは言えず、
特に心配はいりません。


ただし、腎性糖尿は将来、約10%が糖尿病になる可能性があると言われています。


年に1回は、検査を受けておくことをオススメします。


そして、肥満も糖尿病を誘発する危険性が大ですから、
食生活に気を付けて、標準体重を維持するように努力しましょう。


★ドリンク剤で陰性になる?!


よくあることなのですが、案外、知らない人が多いのです。


尿定性法の試験紙はビタミンCの影響を受けて、偽陰性となります。


ですから、本当は、尿糖が陽性なのに、陰性と出る場合があるのです。


自販機で売られている飲料には大量のビタミンCが含まれているものがあるため、
患者は知らずに大量に摂取していることがあります。


また、健康食品の一部には糖尿病が治ると称して
ビタミンCが含まれている物があるので、注意が必要です。


でないと、『尿糖が陰性なので糖尿病でない』といった、
誤つた自己判断をすることがあるので気を付けましょう。


尿糖は食事によっても、影響されますので、
基本的には、早朝空腹時尿で調べます。


市販の尿試験紙等で測定する場合にも、
早朝空腹時の尿で調べるといいでしょう。


★血値が高いときは、


1. 精密に検査をし、尿の出た原因や病名をさぐる

2. 医師の指示のもと適切な食事療法をとる

3. 飲みすぎない、食べすぎない

4. 適度な運動をする

5. 肥満に気をつけ、栄養バランスの良い食事に

6. お酒、甘いもの、脂肪を控える

7. 規則正しい生活をする

8. ストレスをためない


糖尿病は初期には自覚症状があまりありませんので、

検査で高値が出たら、そのままにしないで、治療を行いましょう。



スポンサードリンク




メタボ対策に!!



Movable Type(MT)無料テンプレートでクールでかっこいいWEB Powered by Movable Type 3.34 Copyright(C) 2007 血液の話Q&A Allrights reserved.