便潜血検査とは?
便潜血検査は大腸がんは出血しやすく、その為に便に血液が混じるようになるため、この血液の有無を調べる検査です。検便の目的は、かつては消化管中の寄生虫の有無を知るためでした。
小学校の頃は検便と言えば、マッチ箱に入れて学校に持って行ってました。
今は、マッチ箱すら、家庭にはあまりなくなってしまいましたが・・・
でも、最近では健康診断においての検便は、潜血検査即ち、大腸など
下部消化管の腫瘍の検査となり、目的が変化しました。
便の成分から体内の異常を探る
口から食べた食べ物は、胃や腸などの消化管を経て、栄養や水分が吸収されて
不用になった物が便として肛門から排泄されます。
もし、胃や腸に異常があると、正常なときには見られない成分が
便に混じって出てきます。
ですから、便を調べることは、胃や腸などの消化管の病気を知る上で
重要な手がかりが得られます。
便潜血検査の意義
大腸がんは出血しやすく、その為に便に血液が混じるようになります。
この血液を調べてがんの有無を調べるのが便潜血検査です。
便潜血検査は、社内や健康診断などでよく行われているスクリーニング法です。
この検査で陽性になったとしても必ずしもがんあるとは限りませんし、
逆に大腸がんでも100%陽性になるというわけではありません。
●便潜血検査の癌的中率(陽性の人が癌である確率)
約 3%
●便潜血検査の偽陰性率(見逃してしまう可能性)
進行癌 10% 早期癌 50%
あまり出血しない早期がんやポリープなどは、
チェックできないものと考えた方がよいでしょう。
また、たまたま便を取った時に出血していないこともありますし、
血液の混じっていない部分を取って検査してしまう事もあります。
見逃しを避けるために、2日にわたって2回便を取る方法も行われていますが、
これでも100%診断することは困難です。
また、日本人の3人に一人は痔があり、いつ潜血反応が陽性になっても
不思議はありません。
ですが、それで検査を受けないのは大変危険です。
進行がんの場合はそのほとんどが陽性になるからです。
現在、大腸がんのもっとも正確な精密検査は内視鏡検査です。
厚生省のガイドラインでも
「内視鏡がもっとも望ましい。次善の策として、併用もよいが
レントゲン検査のみは好ましくない」となっています。
大腸がんは直腸か直腸に近いS字結腸ができやすいのですが
ここはバリウム検査(レントゲン検査)では見つけることが難しいのです。
ただし、問題なのは、内視鏡は医師側の技術が未熟だと
苦痛をともなうという点です。
大腸癌の検査のなかで手軽なのは便潜血検査ですので、
受けるようにしましょう。
また、腫瘍マーカーによる大腸がんチェックが郵送で出来ます。
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便潜血検査の注意事項
便を取るときには、必ず容器に同封の「正しい大便の取り方」をよく読んで下さい。
を参考にどうぞ!!
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