ChE(コリンエステラーゼ)とは?
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コリンエステラーゼ((cholinesterase:ChE)は、
体内のコリンエステルをコリンと酢酸に分解する酵素です。
ChE は大別して、2種類あります。
1.アセチルコリンエステラーゼ(AChE、真性コリンエステラーゼ)
神経組織、筋肉、赤血球などに存在します。
神経伝達物質アセチルコリン(ACh)を酢酸とコリンに分解します。
2.プチリルコリンエステラーゼ(BuChE、偽コリンエステラーゼ)
肝臓、血清、肺、腸などに存在します。
AChのほか様々なコリンエステル類を分解します。
健康診断の肝機能検査としての測定されるのはChEは、こちらの方です。
★基準値
フェノールレッド法、プチリルチオコリン法、ベンゾイルコリン法など、
各検査方法によって、基準値が違います。
●年齢による変動
加齢により測定値が低下しますが、これは男性に多く見られます。
●性別による変動
女性は男性よりも低めです。
また、女性の場合には、生理中や妊娠時でも低下します。
●薬剤による変動
薬剤を使用、飲用している場合には低下することがあります。
●個人差
個人について、値は非常に安定していて、変動差が少ないのですが、
個人差は大きいです。
遺伝的な家族性コリンエステラーゼ欠乏症があります。
★異常値を示す病気
<高値>
ネフローゼ症候群
ChEが肝臓では盛んに作られるのに排泄ができないため、
血液中のChEが急激に増加します。
その他
脂肪肝、糖尿病、甲状腺機能亢進症、気管支喘息、悪性貧血、
本態性家族性高コリンエステラーゼ血症など
<低値>
慢性肝炎、肝硬変、進行性の肝がんなど
ChEは肝臓で盛んに作られるので、肝臓に炎症がおきると、
肝臓組織が壊されて、ChE値が低下
その他
劇症肝炎、肝膿瘍、膵癌、白血病、血清コリンエステラーゼ異常症、
妊娠中毒症、消耗性疾患、栄養失調 など
また、有機リン剤の農薬やカーバメイト剤、サリンによる中毒では
急激な低下を示します。
★異常値がでたらどうするか?
肝機能の検査は、他の検査と組み合わせて診断が行われますので、
ChEの再検査、他の肝機能検査を受けて下さい。
また、農薬中毒の場合には、直ちに解毒処置を受けなければなりません。
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