肝臓は沈黙の臓器?!

肝臓は予備能力が大きく、少々の障害を受けても痛みなど症状が現れないため「沈黙の臓器」と呼ばれます。

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血液検査で血液生化学検査といえば、肝機能検査が思い浮かぶでしょう。


まず、肝臓とはどんな臓器なのか、お話しましょう。


肝臓という臓器


肝臓は横隔膜の真下やや右寄りにある、
暗赤色をした体内最大の臓器です。


その重さは約1200g(体重の1/45〜1/50)。
20〜30歳代で最も重くなり、その後は徐々に軽くなります。


肝臓はいわば血管の固まりで、2ヵ所から血液の供給を受けています。


その5分の1は心臓から送られる酸素を含んだ血液、
5分の4は栄養素を含んだ小腸からのものです。


肝臓は約3000億個以上の肝細胞が集まってできています。


肝臓病になるとその肝細胞が次々に壊れていくのですが、
もともと予備能力のある臓器であり、痛みを感じる神経がないので、
少々悪くなっても痛みなどの自覚症状は出にくいのです。


ですから、自覚症状が出た時には肝細胞の大部分が
壊れてしまっているということもよくあります。


このように、肝臓は予備能力が大きく、少々の障害を受けても
症状が現れないため「沈黙の臓器」と呼ばれます。


80%程度が障害されて初めて機能不全になるほどの強さで、
その7割近くを切り取ることができるほど復元力の高い臓器です。


自覚症状のひとつ黄疸が出てはじめて
肝臓病に気がつくケースは全体の3割。


日頃健康だと思っていたのに、健康診断などで
偶然発見されるケースが7割を占めています。

肝機能検査の重要性がおわかりいただけたでしょうか?


肝臓の機能


肝臓の機能は大きく3つあります。


1.解毒・排泄機能

様々な有毒な物質を無毒なものに変えて、
胆汁に溶かして便として排泄する


2.胆汁生成機能

胆汁という消化酵素を作って、十二指腸に分泌し、
油を含んだ食べ物の消化吸収を助ける。


3.合成能力

消化した栄養分を一手に集めて、身体が必要としている
蛋白質や脂肪分などを作り出す


これ以外にも一定の量の血液をプールしておくという
駐車場のような役割や糖分を貯蓄しておくという
銀行のような働きもあります。


身体の免疫や、造血などに関与している場合もあり、
その役目は数十種類にも及びます。


このように、肝臓はいろいろな能力を持った重要な臓器で
まさに「生体の化学工場」なのです。


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