ALP( アルカリフォスファターゼ)とは?!

ALP( アルカリフォスファターゼ)とは胆道系の病気の時に上昇する酵素で肝機能を調べる血液検査。ALPの基準値、高値が出たときに考えられる病気について紹介します。

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ビリルビン値が高くなるのに、胆道の閉塞がありましたが、
胆道の病気で高値になるのは、ビリルビンだけではありません。


ALP( アルカリフォスファターゼ)という酵素も胆道の病気で高くなります。


ALP( アルカリフォスファターゼ)とは?


リン酸化合物を加水分解する酵素でPH10 前後のアルカリ側で作用するので
この名前がついています。


通常ALPは胆道系の病気の時に上昇するので、血液検査されます。


特に肝外胆管(総胆管)への胆汁の流出が障害される時に上昇します。
これは胆汁のうっ滞で肝細胞の生合成がさかんになるためです。


したがって、胆石や胆道がん、胆道性の肝硬変、
胆道が十二指腸に開くところにがんができた場合(乳頭部がん)など、
胆道の病気の時にALPの値が上がります。


ALPは健康診断の時の肝機能検査の一つです。


骨の疾患でもALPの値が上がる


ALPは身体のほとんどの臓器に含まれていますが
主に肝(毛細胆管)、骨に多く、胎盤、小腸(粘膜)にもあります。


そのため、胆道の病気のときだけでなく、骨の病気などの時にも
ALPの値が高くなります。
骨がつくられる小児時期には、成人とくらべて高くなっています。


アイソザイム測定で種類がわかる


肝臓、骨、そして小腸にあるALPは、それぞれタンパク質の構造が
少しずつことなるので、分けることができます。


ALPには働きが同じで形の違う6種類のアイソザイムが存在しています。
ALPの上昇がみられる場合は診断の 手がかりととして検査します。


ALP1.2 - 肝臓

ALP 3 - 骨

ALP 4 - 胎盤 悪性腫瘍の一部

ALP 5 - 小腸

ALP 6 - 肝臓 骨に由来


ALPはがんの骨転移の検査に便利


がんが骨に転移した場合などには、ALPの値が高度に上昇することが多いので、
がんの骨転移があるかどうかを調べるのにアイソザイムを検査します。


ALPの基準値


 80〜260 IU/L

検査方法によって違いますので、目安にしてください。


ALPは、生理的な原因でも変動を受けやすい、血液検査です。


1.年齢による変動

小児は成人よりも高く約3倍、骨の成長が止まると成人の値になります。

2.性別による変動

男性は女性よりもやや高い値です。

女性の場合は妊娠後期になると胎盤のALPが血中に出てくるので
2〜3倍の値になります。産後3週間くらいで基準値に戻ります。

3.血液型による変動で見た場合

O型、B型は食事により小腸由来のALPが検出されるので、
やや高値になります。

4.食事による変動

食後は小腸からALPが出るので、高くなります。
特に、脂肪分の多い場合は、食後2〜3時間以内に上昇します。

5.薬剤による変動

約200種類くらいの薬剤の影響を受けます。
サリチル酸、サイアザイド系利尿剤、バルビタール系 睡眠剤なども
変動の要因となります。


ALPの異常値が出たときに考えられる病気


他の検査、とくにGOT、GPT、LAP、γGPTなどの値を参考にして
診断されます。


ALP↑  GOT↑ GPT↑ の場合

肝臓や胆道系の病気が疑われます。慢性肝炎。肝硬変、脂肪肝、胆石など


ALP↑  GOT↑ GPT↑ LAP↑ γGPT↑の場合

胆道の閉塞、狭窄や肝内うっ血など 

 
ALP↑ GOT GPTは基準値 の場合

肝臓、胆のう系以外の病気の疑い。
ALPアイソザイムを測定して、病気の特定をします。


<ALPが高値>

急性肝炎 、慢性肝炎、 肝硬変、 肝細胞癌、 肝うっ血、 
閉塞性黄疸、 脂肪肝、 ベージェット病 、骨肉腫 、くる病、 
悪性腫瘍、 甲状腺機能亢進症 、慢性腎不全 、尿毒症


<ALPが低値>

先天性Pypophoshatasia、甲状腺機能低下症、前立腺肥大

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