尿素窒素で腎臓の機能がわかる?!
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さて、正月気分も抜けたところで、また血液検査の話に戻りましょう。
今日からは、血液生化学検査の腎臓機能検査についてお話ししていきますね。
★尿素窒素 (BUN、UN)
血液中の尿素に含まれる窒素分のことを、尿素窒素といいます。
体内でエネルギーとして使われたタンパク質の燃えかすです。
身体を構成するタンパク質の1〜2%が毎日分解されます。
そのうちの75〜80%は、再びタンパク質に再合成され、
残りはエネルギー源や糖代謝の材料として使われています。
このため、成人では1日60〜70gのタンパク質の摂取が必要なのです。
食べ物から摂ったタンパク質は、ぺプチド、アミノ酸に分解されて、
小腸から吸収されます。
吸収されたペプチド、アミノ酸は、身体に必要なタンパク質に再合成され、
アミノ酸の再利用されなかったものは、さらに分解されて、
アンモニアと二酸化炭素になります。
二酸化炭素は肺から体外へ!
アンモニアは生体にとって有毒なため、主に肝臓で尿素に作り変えられ、
腎臓に運ばれて尿として排泄されるのです。
血液中の尿素は、生成と排出のバランスできまるので、
タンパク質の摂取量、代謝機能、腎機能が深く関連しています。
腎臓の機能が悪化して老廃物を排泄する能力が低下すると、
尿素が体の中に残ることになり、血液中の濃度が高くなります。
そこで、尿素を検査すれば腎臓の機能が正常かどうかを知るための
重要な指標になるのです。
検査方法として、血液中にある尿素の窒素を測定しますので、
この検査法が、尿素窒素と呼ばれます。
★基準値
8〜20mg/dl
●性別、年齢による変動
男性のほうが高いです。
女性は、生理の直前には上昇します。
50歳いじょうになると、腎機能が生理的に低下してくるので、
上昇してきます。
●妊娠による変動
胎児の成長に窒素が消費されるため、妊娠後期には低下します。
●食事による変動
高タンパク食、低タンパク質の食事によって変動します。
また、運動、下痢、嘔吐、発熱などの後でも、
全身の体液量が減少するため、高めになります。
★異常値が出たら
脱水、発熱、貧血、常用薬などをしらべて、後日再検査します。
同時に、尿検査(尿蛋白、沈査)、クレアチニン、クレアチニンクリアランス
などの検査をおこなって、診断の参考にします。
★異常値で疑われる病気は・・・明日
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