糖尿病で失明?!
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糖尿病で最も問題となるのは、高血糖状態から起こる合併症です。
発症して3〜5年たつと、毛細血管の壁が厚くなり、もろくなります。
特に、毛細血管と細小血管に障害が起こりやすく、
これらを「細小血管障害」と呼んでいます。
細小血管障害には、身体の各場所で呼び方があります。
●腎臓の毛細血管に起これば、腎症、
●目の網膜の毛細血管に起これば、網膜症、
●身体の末端、四肢や全身の毛細血管に起こると、神経症となるのです。
これらは、どれか1つ起こると言うわけではありません。
症状は出ていなくても、同時に起こっているのです。
★糖尿病網膜症とは?
網膜(黒目から入った光が像を結ぶところ)の毛細血管に、
高血糖による傷害が起こって出血や虚血(十分な血液が流入していない状態)となります。
初期のうちは自覚症状がありません。
ある程度進展すると、目のかすみ、視力障害、眼底出血による
突然の視力低下などが起こり、放置すれば失明することもあります。
眼球の形を保っている硝子体の内部に出血する場合や
網膜剥離を起こします。
初期の段階では血糖を正常にコントロールすることで改善されますので、
検診で糖尿病と診断された場合、内科はもちろん定期的に眼科を受診してください。
失明を防ぐために光凝固法、レーザー凝固法、冷凍凝固法などで
網膜症の進展を遅らせることができます。
硝子体出血と網膜剥離が生じた場合には、硝子体手術を行うことがあります。
血圧が高い場合は、血糖コントロールと共に厳格な降圧療法も必要となります。
詳しくは、
糖尿病の合併症−そこにあるリスク
糖尿病網膜症のために、失明しないまでも、社会生活全体に支障をきたし、
視覚障害の認定を受け、社会福祉の対象者になている人は、
視覚障害者の約5分の1、年間 3,000人にも及びます。
厚生労働省の統計では、糖尿病発病から25年を経過するころには、
実に80パーセントを超える人たちが網膜症を合併しています。
網膜症の進行具合は人によって違いますが、
比較的若い40〜50歳以下の糖尿病の人は進行が早いので、
十分に注意をしてください。
私の父の場合も糖尿病からの合併症に苦しみました。
高血圧、糖尿病で治療が必要と医師に言われ続けたにもかかわらず、
「まだまだ自分は元気!」と、毎週末にはゴルフ三昧の60歳代でした。
しかし、70歳代になるころ、目がちょっとかすむ?!ように感じてきました。
それは、メガネを取り替えても解消されませんでした。
そこで、眼科を受診した父は、眼底出血の宣告をされたのです。
失明を防ぐために光凝固法、レーザー凝固法を行いましたが、時はすでに遅く、
左目は緑内障から網膜剥離が生じ、失明しました。
残った右眼も視力がどっと落ち、かろうじて、生活ができる!程度でした。
ある朝。父が、「真っ暗でなにも見えない!」と言い出しました。
あわてて、タクシーを呼び、病院へ!!
幸いなことに、その途中で、光がさしたように、目が見えるようになりました。
「よかった!!」
医師の診断では、血栓が目の毛細血管に一時的につまったが、
それがはずれたので視力が回復したのだろうということでした。
それと・・・・父のその後を予測するような、ドキッとするような一言も!!
「血栓が、脳や心臓の毛細血管で起こったら、
脳梗塞、心筋梗塞となり、命の危険性がありますよ!!」 と・・・・
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