糖尿病で足を切断?!
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「糖尿病で足を切断?!そんなことがあるのですか?」って・・・よく言われます。
糖尿病の合併症に、最小血管の三大合併症があります。
●糖尿病性網膜症
●糖尿病性腎症
●糖尿病性神経障害
今日は、3つ目の神経障害についてお話ししますね。
大体,糖尿の方の3分1くらいが,何らかの神経障害を経験するとも言われています。
神経は大きく2種類に分けることができます。
1,脳や脊髄からなる,中枢神経。
2,中枢神経から枝分かれしている末梢神経。
糖尿の場合、影響を受けるのは,主に「末梢神経」です。
この末梢神経は,身体中に網の目のように張り巡らされていて,
脳からの指令を身体中に伝え,逆に末端からの情報を脳に伝えています。
末梢神経はさらに3つに分けられます。
1)運動神経 (手足を動かすなどの働き)
2)知覚神経 (痛さや冷たさなどを感じる働き)
3)自律神経 (内臓や発汗の調節など)
身体中に張り巡らされている神経は、他の細胞などと同じく,血液によって,
必要な栄養をもらっています。
しかし,糖分の多く含まれた,高血糖の流れにくいドロドロ血液は,
神経に栄養を伝える毛細血管の中をスムー ズに通ることができません。
そのため、神経は必要な栄養をもらえないので,正常な機能を果たすことができなり、
神経障害を起こしてしまうのです。
★運動障害
足の裏がほてったり、しびれる、じんじん、ちりちりするような感覚になり、
進んでくると、砂利道をあるいているような感じになります。
ふくらはぎがこむら返りをおこしたり、平地でもつまずきやすくなります。
この症状は、必ず足から始まり、通常左右対称におきます。
★知覚障害
知覚神経が栄養をもらえなくなると,どうなるのでしょうか?
たとえば,足で画びょうを踏みつけてしまったら, 「痛い」と感じますね。
足の知覚神経が正常に働いて,痛さを脳に伝えるからです。
この場合,知覚神経は,丁度電線のような役割を果たしているのです。
栄養をもらえない知覚神経は,さびついた電線のように,
脳に電気信号を送ることができなくなります。
ですから、足を怪我しても,痛さを感じる知覚神経が機能しないので、
痛くないのです。
この,「痛くない」っていうのが怖いのです!!
「痛い」からこそ,気になって,薬をつけたり、病院に行ったりするのです。
でも、痛くなければ,何にも治療せずにそのままずっと放置してしまいますよね。
そうなると、怪我をした所からばい菌が入り,どんどん悪化していきます。
でも,痛くないので、全然気が付きません。
そして、気づいたときには,もう手遅れなぐらいに怪我が進行している!!
なんてことがよくあるのです。
2007年1月15日 朝日新聞 から・・・
asahi.com: 糖尿病の怖さ、お笑いで語る 社会派コントの渡部さん - 健康
社会派コント集団「ザ・ニュースペーパー」の創設時からのメンバーである
渡部又兵衛さん(56)は、重い糖尿病のために、低温やけどで
足の親指が壊死(えし)!左ひざ下を切断せざるを得ませんでした。
「また、笑い声に包まれたい」。舞台への執念から歩行訓練を始め、
手術から4カ月後には、舞台復帰を果たしました。
2日に1回4時間ずつの透析治療を受けながら、舞台に!!
そのことをきっかけに、闘病生活と舞台への思いをまとめた一冊
「お笑い芸人 糖尿病と二人連れ」(グラフ社)が出版されました。
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本の中では、「ほんとうに恐(こわ)いのは合併症」という1章があります。
通院先で知り合った女性患者を題材に考案したコント「糖尿病おばさん」。
「退院したらすし屋に直行してウニ・トロ・イクラ、……って、3回立て続けに食べるの」
「塩分制限もきついのよ。みそ汁飲んでも汁残せ!」
といったセリフで笑いを取りながら、自ら合併症に苦闘している様子も語り、
糖尿病の恐ろしさを伝えています。
この痛さを感じなくさせてしまう知覚神経障害っていうのは,本当に怖いものなんです。
糖尿病性壊疽になりやすい人は次のような人です。
1)糖尿病のコントロールの悪い人
2)糖尿病神経障害が有り、足の知覚障害のある人(痛みや熱を感じにくい人)
3)足の血行が不良な人(足が冷たい、少し歩くとふくらはぎが痛くなる人)
4)足や爪の変形のある人
5)水虫のある人
6)足を不潔にしている人
7)魚の目やタコを自分でむしったり、削ったりする人
8)タバコを吸う人
9)視力障害のある人
糖尿病、また、糖尿病予備軍の方は、常に足を清潔にして、
けがや傷がないか、チェックすることをお忘れなく!!
でも、神経障害はこれだけでは、終わりません。
神経障害の中でも,自律神経の障害が起こると・・・とてもやっかいなことに・・・
この続きは、明日!!
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