LDL-コレステロール直接検査法とは?

計算式によるLDL-コレステロール値は中性脂肪の影響を受けるため、中性脂肪の高い人は誤差が出ました。そこで、LDL-コレステロール直接検査法が普及しつつあります。

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前回、お話しした
悪玉(LDL)コレステロールはなぜ測定しない?

Kさん、Sさん、Mさんから感想や質問をいただきました。


●LDL-コレステロールの測定が計算式で求められるとは知らなかった。

●コレステロール値が高かったので、再検査の時にLDL-コレステロール値も
 測定してもらったが、医師は計算で求められるとは言わなかった

 計算で求められるなら、お金を払って測定してもらわなくてもよかったのでは?


このLDL-コレステロールの測定について、調べてみました。


いままでにわかった範囲内でお話ししますね。

悪玉と呼ばれるLDL-コレステロールの測定法は、動脈硬化を知る上で
重要な検査ですのでこれまでにもなかったわけではありません。


超遠心法や電気泳動法といった方法で行われてきたのですが、
特別な機器を必要とするうえに、検査方法も煩雑で費用もかかりました。


ですから、一般の病院や健康診断などの日常スクリーニング検査としては
適当ではなく使われることがなかったのです。


そこで、Friedewaldの式による推測値が一般的に多く用いられています。


    総コレステロール値 − HDLコレステロール値− 中性脂肪値/5


しかし、Friedewaldの式による値は、計算式の中に中性脂肪値が 含まれているため、
食事による影響を受けやすいことがあります。


中性脂肪が正常域の方では直説法との相関からも問題ありませんが、


中性脂肪が高値、ことに400mg/dl以上になりますと、計算のため、
LDLコレステロールが低値となりすぎて、真のLDLコレステロール値と差を生じます。


動脈硬化はコレステロールや中性脂肪の高い人ほど危険性がありますので
LDLコレステロールの直接測定法の開発研究が進んできました。


最近になって、LDL−コレステロール値が簡便に直接測定できるようになり、
通常の検査項目に含まれるようになり、計算式に代わって一般化しつつあるそうです。


1996年日本動脈硬化学会の「高脂血症治療ガイドライン検討・専門委員会」での
高脂血症診療ガイドラインの設定により、これまでは総コレステロールのみであった
治療開始基準にLDL−コレステロール値が追加されました。


2002年に改訂版のガイドラインが出されています。

-動脈硬化性疾患診療ガイドライン2002年版(抜粋)- 日本動脈硬化学会

参考になさってください。


これからの検査は、LDL−コレステロール直接測定法が実施されるようですね。


でも、中性脂肪が高くない人は、Friedewaldの式も有効ですので
健康診断にお役立て下さい!!



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