糖尿病で自律神経障害?!

自律神経の異常はストレスによるものが多いですが、糖尿病性神経障害のように高血糖ドロドロ血液で自律神経に栄養を運ぶ血管が詰まったり、損傷したりして,栄養が伝わらない場合にも起こりえるのです。

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糖尿病性神経障害の中で、自律神経障害についてお話しします。


自律神経とは?


内臓、血管などの働きをコントロールし、体内の環境を整える神経です。
知覚神経や運動神経と違って、意思で自由に動かす事は出来ません。


この自律神経に支配されているのは、すべての内臓、全身の血管や分泌腺です。


意識しなくても呼吸をしたり、食べたものを消化するため胃を動かしたり、
体温を維持するため汗をかいたりするのは、自律神経があるからです。


自律神経には、

●交感神経(起きている時の神経・緊張している時の神経)

●副交感神経(寝ている時の神経・リラックスしている時の神経)があります。

この二つは、一つの器官に対して互いに相反する働きをしています。


例えば、交感神経が血管を収縮させたり、心臓の拍動を増加させるのに対し、
副交感神経は血管を拡張させ、心臓の拍動を制御します。


物を食べると自然に胃が活発に動き出して,食べた物を消化分解するという,
胃の運動を制御してくれています。


こうした生命維持に欠かせない自律神経の機能全体をコントロールしているのは、
間脳の視床下部にあります。


自律神経の異常


自律神経の異常は,めまぐるしい現代社会の中では、
ストレスによるものも多いと言われています。


しかし、原因はそれだけではありません。


高血糖のドロドロ血液によって,自律神経に栄養を運ぶ血管が詰まったり,
損傷したりして,栄養が伝わらなくなるとどうなるでしょうか?


栄養がもらえない自律神経は,徐々に本来の機能を果たせなくなるのです。


自律神経の障害による症状


【心臓・肺・血管】

寝ている時と立ち上がった時の血圧が一定に保たれるように調節しているのが,
自律神経なのですが,その調節がうまくいかないと,
立った時に血圧が下がり,脳に血液が回らず,めまいや立ちくらみを起こしてしまいます。

心臓の鼓動が不安定になり、心臓発作が起こることがあります。


【体温調節】

汗腺も自律神経に支配されており、発汗を促進するのは交感神経、
制御するのは副交感神経です。

特に暑いわけではないのに,上半身,胸や顔,頭に異常に汗をかいたり,
逆に暑いと感じているのに,まったく汗が出ない場合もあります。

【胃・腸】

胃の神経障害は、消化能力を低下させます。
少しの食事で満腹になって胃の具合が悪くなり、たくさん食べるともどしたりします。


食べた物が,いつまでも胃の中に残っているような感覚があったり,
食べ過ぎたり飲みすぎたりしていないのに,胃がもたれたりすることもあります。


腸の神経障害では、下痢や便秘が起こります。

下痢だけ,便秘だけを起こす場合もありますし,
下痢と便秘を交互に繰り返す場合もあります。


下痢の場合、特徴として、

1)突然起こることが多い
2)あまり腹痛を伴わない
3)下痢が続いても体力を消耗するほどではない

特に,食後急におなかがゴロゴロと鳴りだして,
すぐにトイレに駆け込んだりすることがあります。


冷たいものや,刺激物,生ものなどを食べたわけでもないのに,
頻繁に下痢をする場合は,自律神経障害かもしれません。


【膀胱】

膀胱の神経が冒されると、尿意を感じにくくなるので、
知らない間に、失禁したりするようになります。

尿意が無くても定期的にトイレに行って、排尿しなくてはならないこともあります。


【生殖器】

生殖器の神経障害によって、男性ではインポテンツ、
女性では膣の乾燥や感覚喪失が起きます。


自律神経の異常は,身体の様々な個所に悪影響を与え,
わたしたちの健康にとって大きな問題となることが分かります。


上記のような症状を経験していたり,長く続いている場合は,
病院での検査を早い目に受けられることをお奨め致します。

私の父もこの自律神経障害に苦しんでいました。


●血圧の上昇に加えて、心臓肥大や不整脈で心臓発作を起こしました。

●体温調節がうまくいかず、いつも低体温。
  肺炎になっても、体温上昇があまりなく、発見が遅れてしまいました。

●汗は異常とも思える、いや異常だったのですが、よくかいていました。

●胃腸の調子はよくなく、いつも便秘と下痢をくり返していたようです。


それでも、父は食事制限による、血糖コントロールをしませんでした。
医師からの入院しての食事療法のススメにも耳を傾けませんでした。


私たち家族がもっと気をつけたらよかったのですが、
その時は、まだ合併症の本当の怖さをよく認識していなかったのです。


孫の成人式の晴れ着姿をうれしそうに眺めていた、
2週間後の2002年1月25日。午後11時過ぎ。


母の 「おじいちゃんがへん!!!!」の大声に飛んでいくと・・・
風呂から上がってきたばかりの父が倒れていました。


「脳梗塞」・・・左半身が麻痺していたのです。




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