睡眠時無呼吸症候群のセルフチェック

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30歳以上の男性の4%、女性の2%程度が睡眠時無呼吸症候群で、
予備軍まで含めると30歳以上の男性の24%、女性の9%に達すると推定されています


睡眠時無呼吸症候群は睡眠中のことですので
夜を共にしているパートナーや、一緒に泊まった友人などから、


「大きないびきをかく」「眠っている間に呼吸が止まる」と指摘されて
はじめてわかることが多いのです。


そこで、睡眠時無呼吸症候群の症状の特徴を知って、
セルフチェックをしてみましょう。


あなたは、睡眠時無呼吸症候群になっていませんか?

●睡眠中、呼吸がとまり、呼吸が再開するときに大きないびきをかくと言われる。


いびきの原因は、気道の狭い部分の粘膜が振動したり、摩擦が起きることです。

睡眠時無呼吸症候群ではいびきを伴うことが多く、
特に無呼吸から呼吸が再開するときに、大きないびきが起こります。

息苦しくて目がさめることもあります。


●朝の目覚めが悪い。何時間寝てもどうも頭がすっきりしない。熟睡感が無い。
  訳もなくだるい。 無気力。


無呼吸になるために睡眠中に身体に十分な酸素が行き渡りません。

重症の場合、血中酸素飽和度は、通常の50%台の飽和度しかないことがあります。
これは、エベレストの頂上に立ったときの血中酸素飽和度とほぼ同等です。

睡眠中に何度もこの状態に陥っているのですから、疲れるのは当然のことですが、
ただの疲れだと思ってしまう人が少なくありません。


●朝起きたときに頭痛がする。


睡眠時間が極端に少なかったときなどに、頭が痛むことがよくあります。
これは脳を十分に休ませられなかったことが原因です。

無呼吸でもこれと同じ影響が見られます。それが起床時の頭痛の原因です。


●日中の強い眠気におそわれる。つい、居眠りをしてしまう。
  (会議中、パソコン作業中、運転中、テレビを見ているときなど)


正常な方に比べて、深い睡眠がとりにくくなります。

脳にも十分な酸素が供給されていないので、寝ているつもりでも
実は脳が起きている状態になっています。

そのため、睡眠時間は十分にとっているのに熟睡感が得られず、
昼間の眠気につながります。


●知的活動意欲や記憶力の低下、集中力がなくなった。性格が変わった。


睡眠は頭と身体を休める、身体にとって大変重要な時間です。

頭と身体をバランスよくしっかり休めることができないと、
日中の集中力や作業効率の低下につながります。

また、心身のバランスが崩れて、いらいら、怒りっぽいなどの精神不安定や
性格の変化、うつ病に似た抑うつなどの症状が現れます。

無呼吸による抑うつはしばしばうつ病と誤診されやすいようです。


●夜中に、トイレに起きる回数が多い。


通常、寝ているときは副交感神経が優位になっていますが、
無呼吸状態を繰り返し脳が起きている状態だと、交感神経が優位になっています。

交感神経が興奮していると、体では尿が作られます。
そのため、夜間でもトイレに行く回数が増えることになるのです。


●寝相が悪く、寝汗をかく


いびきをかくときは空気の抵抗が増えているため通常の呼吸が出来ず苦しくなります。
無呼吸ともなれば酸欠状態に陥るため息苦しさを感じ、
睡眠中に無意識のうちに体位を変えようと寝相が悪くなります。

睡眠時無呼吸症候群に特徴的なものとして、
よく動く、ばんざい、手足をバタバタ、立位、布団からはみ出す、などがあります。

また、よく動くので発汗作用が高まり、寝汗をかきます。


●性欲減退


勃起不全(ED)は、睡眠時無呼吸症候群と関連のある疾患です。

睡眠中の無呼吸により脳が起きている状態(覚醒反応)や、レム睡眠の不足が
男性ホルモン低下となり、EDの原因になると言われています。

欧米では、睡眠時無呼吸症候群の患者さんの1/4がEDを伴っていた、
というデータが報告されています。


●肥満がある。最近とくに肥ってきた。


肥満による首周りへの脂肪の沈着で、首・舌が太くなると、
気道を圧迫していびきをかきやすくなります。


いびきは体重の増加とともに、かく割合が多くなってきます。


●生活習慣病(高血圧・糖尿病・高脂血症など)に罹患している。


睡眠時無呼吸症候群では、心血管系の合併症(不整脈、心不全、高血圧、脳血管障害)や
糖尿病が多くみられます。


合併率としては、高血圧症 2倍、冠動脈疾患 3倍、脳血管障害 4倍、
心筋梗塞  4倍 と言われています。


それは、無呼吸を繰り返している身体は慢性的な酸欠状態になっていて
心臓を早く動かしたり血管を収縮させたりして少しでも多くの血液を全身に送ろうとします。


その結果心臓や血管に負担がかかってしまって高血圧や不整脈、心疾患などを
引き起こしてしまうのです。

血液中の酸素濃度が下がってしまうと、血小板の働きが活発になるので、
血栓ができやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞を起こす危険がさらに高まります。


また、血糖をコントロールするインスリンの分泌も低下し、糖尿病になりやすくなります。


無呼吸が原因で生活習慣病になることもあるということですね。


●小さいあご、首が短くて太い。


肥満は、睡眠時無呼吸症候群の患者の70〜80%にみられる症状です。


しかしやせた人でも、あごが小さい人や短い首、扁桃腺の大きい人、
高齢の人などは睡眠時無呼吸症候群になりやすいので、注意が必要です。


小さなあごの人は、仰向けに寝ると舌根(舌の付け根)が普通の人より
のどの奥の方に落ち込みやすいため、気道が狭くなります。


また、「舌の位置が高く後ろにある」場合も注意が必要です。
鏡に向かい口を開けて自分でのどの奥をのぞいて、奥が見えないようなら、
可能性が高いといえます。


日本人はもともと、「短く平らな顔」「小さなあご」「のどが咽頭の近くにある」などから、
欧米人と比較して睡眠時無呼吸症候群になりやすいのです。


●男性、高齢である


睡眠時無呼吸症候群の患者さんは40歳代から増加しますが、
これは高齢になるほど気道周囲の筋力や組織の弾力性が低下し、
気道がつぶれやすくなるためです。


若い女性にこの病気が少ないのは、
女性ホルモンが呼吸を強く刺激するからだと言われています。


女性でもホルモンが少なくなる更年期以降では、この病気が増えてきます。


一般に女性の方が遅く寝て朝早く起きるため、
無呼吸に気づかないことが多くあります。


中高年になったら、夫婦、お互いの睡眠についても気をつけましょう。

どうですか?

思い当たることがありますか?


いびきをかくときにはいびき対策をしましょう。


最近は、睡眠時無呼吸症候群の専門外来を設置している病院が増えてきました。

気になる方は一度受診して医師に相談することをおすすめします。


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