MCV・MCH・MCHCは赤血球の形状を特定する指数

MCV・MCH・MCHCは貧血の種類を特定するために赤血球の形状をみる指数。赤血球数・血色素(ヘモグロビン)量・ヘマトクリット値を使って計算。MCV・MCH・MCHCの基準値を紹介。

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MCV・MCH・MCHCは貧血があるかどうかを決める時に必ず調べる項目。

赤血球数・血色素(ヘモグロビン)量・ヘマトクリット値

があることをお話ししてきました。

では、今日は、この検査結果を使って、
どのように赤血球を分類するのかをお話しします。


まず、正常の赤血球を基準にすると、

●血色素からわかることは、

より薄い血色素の赤血球 < 正常の赤血球 < より濃い血色素の赤血球
   
●大きさからわかることは、

より小さな赤血球 < 正常の赤血球 < より大きな赤血球

ですよね。

rbc1.jpg


これを数値で表して、赤血球の形状を特定させようと考案されたのが

赤血球指数 または、赤血球恒数

略号でいえば、(MCV)(MCH)(MCHC)なのです。


1.平均赤血球容積(MCV)

  = ヘマトクリット値 / 赤血球数 × 1000 

   ヘマトクリット値、つまり容積を 赤血球数で割ったもので、
   赤血球の1個あたりの容積の平均値です。
   赤血球の大きさの判断に役立つ指数です。

2.平均赤血球色素量(MCH)
 
  = 血色素量 / 赤血球数 × 1000

   一定量の中の血色素量を、赤血球数で割ったもので、
   赤血球の1個あたりのヘモグロビン量の平均値です。
   

3.平均赤血球血色素濃度(MCHC)
 
  = 血色素量 / ヘマトクリット値) × 100  

   個々の赤血球の容積に対する血色素量の比を%で表したもので
   血色素濃度の高低、すなわち低色素性、高色素性の程度を示します。


こんなこと、言葉で言われても・・・・ですので、

さっきの図に重ねてみると!


赤血球指数 MCV,MCH,MCHC


ここにMCHCは出ていませんが、MCHCによって、どのくらいの大きさや色素量なのか程度がわかるのです。

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MCV・MCH・MCHCの【基準値】


MCV  男性:84.9〜99.6   女性:80.6〜98.7  (fl )

MCH  男性:27.5〜32.3   女性:25.0〜31.9  (pg)

MCHC 男性:31.2〜33.8   女性:30.3〜33.4  (g/dl)


ですが、いまいち、ピンときませんね。


そこで、赤血球指数の計算式をわかりやすくするために、

基準値を

赤血球数 500  

血色素  15

ヘマトクリット値  50  と設定して計算してみましょう。

すると、

MCV=50/500 × 1000 = 100

MCH=15 /500 × 1000 = 30

MCHC=15/50× 100 = 33.3・・・


ほぼ、上記の基準値に近くなったでしょう?


これは、私が血液検査室に勤務していた時に
貧血かどうかをみるときの判断基準としていました。


測定した3つの項目(RBC・Hb・Ht)の検査結果と、
この3つの計算式(MCV・MCH・MCHC)によって


血液中の赤血球の状態や機能・能力を推測するという訳です。


一口に貧血と言っても、その原因によって、赤血球の状態が違います。
ですから、これらの数値や計算式で、貧血の種類がわかるのです。

貧血の人の食事


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