悪性貧血はもう悪性ではない?!
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「悪性貧血」
名前を聞いただけでは、すごい悪い貧血のようですが、
長い間、原因不明で致死的な貧血であったことから、悪性貧血と名づけられました。
★悪性貧血の原因
悪性貧血は、体のビタミンB12、または、葉酸(ようさん)の吸収障害によって起こる
「巨赤芽球性貧血」に分類される貧血です。
ビタミンB12の吸収には胃にある糖タンパクの一種の内因子が必要で、
内因子自体が欠乏したり、腸内細菌や寄生虫でビタミンB12が消費されつくすことで起こります。
胃を手術で全部とった場合は内因子が分泌されないので、
手術後数年(3〜7年)経ってから悪性貧血が起こります。
今では原因が解明されているので、悪性貧血と診断が確定すれば、
効果的な治療法があり、貧血は改善できます。
★悪性貧血の治療
悪性貧血を治療するには、まず原因を知ることです。
ビタミンB12欠乏か葉酸欠乏かを調べる必要があります。
これは血液検査で調べる事ができるほか、骨髄を調べて巨赤芽球があれば確定されます。
悪性貧血は基本的には不足しているビタミンB12か葉酸を補給すれば治ります。
しかし、胃に存在するビタミンB12の吸収を助ける内因子がなければ吸収はされず、
ビタミンB12の錠剤を投与しても効果はありません。
この場合には、吸収に内因子を必要としない筋肉注射という方法をとります。
胃に内因子がない場合はビタミンB12の注射を一生続ける必要があります。
これらの治療で悪性貧血は改善されます。
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