肝臓がんの治療法
スポンサードリンク
肝細胞がんの広がり(進行度)を決定する三大要素
腫瘍の「大きさ」と「数」、そして「周囲の血管への進み具合」です。これらの程度によって、ステージlからlVに分けられます。
小さくて、数の少ないほど早期がんなことはもちろんなのですが、小さながんで1個であっても、血管への進み具合が広い場合には、進行したがん。反対に大きい腫瘍でも、1個で血管へ進んでいなければ、早期に近いがんとなります。他に、リンパ節や他の臓器への転移がある場合には、極めて進行したがんです。
肝細胞がんの治療
肝臓がん(肝細胞がん)の病気の治療法には症状によって大きく3つの方法があります。
1.肝切除術(手術)
手術によって「がん」を周囲の肝組織を含めて切り取る方法です。周囲の肝組織を含めて「がん」の病巣を摘出するため、最も確実な治療法です。ただし、手術なので、患者への負担が大きいため、数が2〜3個以下で、肝機能が良いことが絶対条件となります。
2.経皮的治療
超音波(エコー)を使って、直接、肝細胞のがんに針を突き刺す方法です。肝機能が悪くて手術が出来ないでも治療を行うことが出来ます。ただし、エコーでがんがハッキリわかる場所のがんしか行うことは出来ません。
●エタノール注入療法(PEIもしくはPEIT)
肝細胞のがんに突き刺した針から、エタノールを注入して、直接がんの組織を破壊する治療法で、3cm以下で3個以内の肝細胞がんにむいています。
●ラジオ波熱凝固療法(RFA)
直径が約1.5mmの針を直接、がんに刺し込んで、先端の電極から460KHzの電磁波を出して、熱でがんを凝固、壊死させる治療法です。直径2〜3cmくらいの組織を完全に熱凝固することができるので、
比較的小さな肝細胞がんに対して、安全で確実な新しい治療法です。
3.肝動脈塞栓療法(TAE)
肝臓には、動脈と、門脈と呼ばれる静脈の2つの血管があります。しかし、がん細胞は、動脈だけから酸素と栄養を取っています。そこで、この動脈をふさぎ、がんへの栄養の補給路を断ち、壊死させようとするのが、肝動脈塞栓療法です。
足の付け根の動脈からカテーテルを通し、がん細胞へ続く動脈に、油性造影剤のリピオドールと抗がん剤を注入し、細かいゼラチンスポンジで封じます。動脈からの血流が多いがんに有効とされています。
ただし、肝動脈塞栓療法は、大きながんをたたくことができるけれども、がんを完治させることは難しい治療法です。
がん細胞がわずかでも残っていると、必ず再発する恐れがあるため、小さくなったがんに対して、他の治療法を用いて、がん細胞を殺してしまわなくてはなりません。
スポンサードリンク
父の治療法
父の場合、糖尿病や心不全、高血圧症、肺気腫など、他にも病が多くあり、体力的にも無理と言うことで、切除手術は無理。カテーテルによる血管造影で動脈がハッキリわからなかったことと、肝臓の表面に1cm程度のがん細胞が1つだけだったので、エタノール注入療法を行うことになりました。2週間くらいの間隔で、3回ほどのエタノール注入で、がん細胞の壊死が確認されました。
しかし、2年後に、がんが再発。その時には、表面に1個と肝臓の裏側の部分に広範囲に渡っていました。主治医は、「このままでは、あと半年、持つかどうか・・・・」と言い、今後の治療方針を決めていた時に、父は脳梗塞で倒れ、寝たきりの状態になってしまったのです。半年の入院の後、自宅療養となりました。もはや、治療を行える状態ではなくなってしまったので、がんはそのまま放置させざるをえず、約3年後、父は亡くなりました。
父が肝炎になったのは30才の頃です。当時は、C型肝炎ウイルスの存在はまだわかっていませんでした。もっと早くに、C型肝炎であることがわかっていたら、インターフェロン治療などで、肝臓がんの発生を押さえることができたかもしれません。
現在は、B型肝炎やC型肝炎に対する最新の治療法が行われていますが、肝臓がんにならないためには、早期発見、早期治療が大切です。B型肝炎やC型肝炎の検査を受けていない人は、ぜひ、受けることをおすすめします。
忙しい方は、
★自宅でもC型肝炎検査を受けることが出来ます。
.
メタボ対策に!!