インスリン抵抗性の治療は?
インスリンは血糖を下げる働きをしますが、インスリン作用が悪い、つまり、インスリン抵抗性が高い場合には、肝臓では糖の放出が盛んに行われ、筋肉では糖の取り込みが減ることにより、高血糖をもたらします。 そこで、インシュリン抵抗性の高い場合の治療と...インスリンは血糖を下げる働きをしますが、インスリン作用が悪い、つまり、インスリン抵抗性が高い場合には、肝臓では糖の放出が盛んに行われ、筋肉では糖の取り込みが減ることにより、高血糖をもたらします。
そこで、インシュリン抵抗性の高い場合の治療としては、まず運動療法と食事療法があります。
医学や薬学の進歩で良い薬が開発されたとしても、運動療法・食事療法に勝る薬はないのです。
★運動療法
運動療法によってインシュリン抵抗性が著明に改善することは知られています。
運動すると血糖値が下がり、余分なブドウ糖も効率よく消費されるからです。
有酸素運動と無酸素運動がありますが、いずれも、インスリン抵抗性の高い人には有効です。
特にジョギングや早足歩きなどの有酸素運動の方がより有効にインスリン抵抗性を改善させるようです。
運動の効果が発揮されるのは、運動開始から20分くらい経ってからなので、30歳〜40歳台で脈拍120 から130/分となるくらいの運動を1回に15分から30分連続して行い、週2〜3回するのが基本です。
少し汗ばみ、息がはずむ程度が適度な運動量の目安です。
運動の強さは、1単位(80キロカロリー)を基準にして、
「非常に軽い」「軽い」「中程度」「強い」に分けられます。
1.非常に軽い(30分続けて1単位)・・散歩。炊事、掃除、買い物、軽い体操など。
2.軽い(20分続けて1単位)・・ウォーキング、入浴、階段の下り、ゴルフなど。
3.中程度(10分続けて1単位)・・軽いジョギング、階段の上り、速歩、スキーなど。
4.強い(5分続けて1単位)・・マラソン、縄飛び、平泳ぎなど。
これらをあなたの生活リズムの中で、積極的に運動できる環境を作りましょう。
特にスポーツクラブなどに通う必要はありません。
忙しい人は、往復の通勤を利用して1駅歩くなどでもOKですよ!!
あなたの応援クリックが励みになります↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ応援