胃潰瘍の原因と症状
胃潰瘍は胃を保護している粘膜が炎症を起こし、粘膜がただれたり欠損して孔が開いた状態です。原因とされるストレスやピロリ菌について、胃潰瘍の症状、改善、食事について紹介します。胃潰瘍とは
胃は臓器の中ででもデリケートな臓器といえます。ですから、肉体的、精神的ストレスをよくうけるのです。
胃潰瘍は、神経質、几帳面、ストレス、よく気がきく、悩みや責任を一人で抱え込むなどの性格の人がかかりやすい病気と言われています。
胃潰瘍は胃を保護している粘膜が胃液中の塩酸やペプシンによって消化されて炎症を起こし、粘膜がただれたり欠損して孔が開いた状態をいいます。
以前は胃潰瘍は50代以上の男性に起こりやすい病気と言われていましたが、現在では老若男女問わず、いろんな世代の人がかかる国民病になっています。
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胃潰瘍の原因
胃潰瘍の原因が、精神的・肉体的ストレスや体質、飲酒やコーヒー、喫煙などの急性胃潰瘍があります。
また、近年ヘリコバクター・ピロリ菌が原因の慢性胃潰瘍があることも分かってきました。なんと胃潰瘍の約9割が慢性胃潰瘍といわれています。
ピロリ菌は、日本人の中高年の70〜80%が持っているというほど身近な菌です。ですから、ピロリ菌に感染した人すべてが慢性胃潰瘍になるわけではなく、約2〜3%の人が胃潰瘍を発症するようです。
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胃潰瘍の症状 痛み
胃潰瘍の症状として、一般的なものは、上腹部、みぞおちの痛みです。
食事の際に痛むこともあれば、空腹時や夜間にも痛みが出ます。
胃潰瘍の痛みは心臓の痛み(狭心症や心筋梗塞)とよく似ています。
痛みの場所もほとんど同じで、みぞおちから胸の中央にかけて痛み、しばらく直りません。
胃潰瘍の場合は空腹になると起こることがい多いのですが、空腹時や夜間にも痛みが出ます。この早朝などの空腹時には心筋梗塞も狭心症も発作が生じやすいのです。ただし心臓の痛みのように肩や歯・あごの痛みは伴わないようです。
また、胃潰瘍は背部痛、食欲がない、体重減少、吐血、下血、胸焼け、げっぷ、もたれなど、その症状は多彩です。ですから、症状だけでは胃潰瘍の診断にはなりません。
そして、胃潰瘍になっていてもこのような痛みを伴わない人もいます。偶然、健康診断で見つかる場合もよくあります。
特に高齢者の人は無痛が多いので、いつもと様子が違うときには十分気を付けてください。
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胃潰瘍の改善
胃潰瘍のために生活習慣を改善しましょう。
1.ストレス解消を上手にし、規則正しい生活を心がける
2.食事は毎日決まった時間に摂る
3.牛乳、卵の動物性たんぱく質及び豆腐などの植物性たんぱく質を積極的に摂る
4.繊維の多い野菜はよく煮る
5.肉や魚はミンチにするか細かく切る
6.揚げものや油っこい料理は控える
7.香辛料、アルコールや炭酸飲料など胃を刺激するものは避ける
8.柑橘類(ミカン・グレープフルーツなど)を控える
9.禁煙
10.薬は自己判断で使用しない
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