心疾患の発作が起こったら?

心疾患(狭心症や心筋梗塞など)の発作は前触れに注意し、違和感を感じたら診察を受ける。発作が起ったときは救急車を呼びできるだけはやく処置が必要。AEDについても紹介します。

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前回は、冬に多く発症する心筋梗塞の予防法についてお話ししましたが、
今回は、もし、発作が起こってしまったときにあわてないために対処法をまとめました。


発作を起こした本人だけでなく、家族やその場に居合わせた人も対処法を知っておくと安心です。


私の父は、61歳の時、1月6日寒い夜、知人の訪問を受けお酒を飲んでいるとき、
突然、胸が苦しいと発作を起こしました。
顔は蒼白で土気色をしており、すぐに救急車で病院に搬送しました。

病名は心不全。運ばれたときは心房細動を起こしておりかなり危険な状態でした。

運良く、当直医が循環器の医師だったので、処置が早く、一命をとりとめました。


心疾患の発作

狭心症や心筋梗塞など心疾患の発作を起こすと、胸の中央の胸骨の奥あたりが、針で刺されるような、手で心臓を締めつけられているような激痛です。冷や汗がでて息ができないような苦しさを伴い、背中や、あご、左の肩腕に痛みが広がることも多くあります。

これらの痛みが20分以上続くのが心筋梗塞、20分以内で自然に治まるようなら狭心症、が目安です。

    狭心症の胸痛の特徴
    

    急性心筋梗塞の原因と症状
    


発作の前触れ

狭心症や心筋梗塞では、発作が起こる前に、発作の前触れが出ていることがよくあり、息切れや動悸がしたり、胸骨の奥あたりがしめつけられるような感じがしたりなど、「なんかいつもと違う」という違和感を感じたと言います。

また、心筋梗塞の人の5人に1人くらいは風邪のような症状が出ることもあるようですが、「風邪かな?」と思う程度で発作の前触れという意識はなかったそうです。

発作の前触れがあっても軽いために、気にとめていなかったと言う人も多いので、いつもと違う違和感を感じたら、発作が起きる前に専門医の診察を受けることをおすすめします。


発作が起きたら


狭心症や心筋梗塞の発作を起こした時は、すぐに救急車を呼び、一刻も早く病院へ行きましょう。

心筋梗塞の場合には発症してから12時間以内に救急治療室で血流を回復させる処置を受ける必要があります。この「12時間」というのは、発作が起こる前触れも含めての12時間です。12時間以内といっても、発症してから1時間遅れるごとに死ぬ確率は数%ずつ上がります。

発作の前触れから発作まで時間や、搬送時間、診断や処置の準備の時間などを考えると、できるだけ早く病院に着くことが生死を分けるといっても過言ではないでしょう。




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救急車を待つ間の応急処置

衣服をゆるめて楽に呼吸できる姿勢をとります。心臓発作の場合はできるだけ座った状態にするため、椅子に座らせ、座布団やクッションを胸に抱かせるか、楽な姿勢で寝かせましょう。
横になっていると下半身の血液が心臓に戻り負担が大きくなるからです。


救急車が来たら話せるように、「どこが」「いつからか」「初めてか」「どのへんのところが」「どんなふうに」痛いのか、発作の状態や時間などをメモしておきましょう。


   救急車を呼ぶ時の手順とは?
  

心停止状態になり心室細動を起こすと、筋肉がブルブルと震えだし、血液を身体に送り出すことができなくなってしまいます。この心室細動は自然に止まることはまれで、電気ショックを与えて、心臓に規則正しい運動を取り戻させる除細動の処置をしなければなりません。


救急車を呼んでいる間に、AEDによる処置が施せたらいいですね。


最近では、AEDの普及運動が盛んになり、病院、駅、工場、学校、ホテル、公共機関などでは広く設置されてきました。しかし、心肺停止がおきる場所は、AEDが設置してある施設でおきるとは限りません。

自宅内での発作が一番 多いそうです。心臓に持病がある人がいる場合には、家庭にAEDを備えておくといいですね。レンタルもあります。


   AED 自動体外式除細動器
   


私もそうでしたが、AEDを実際に使うのは怖いと感じている人が多いですが、AEDの使用法は簡単ですから、救急法の訓練とあわせてAEDの使用法の訓練も受けておくと、いざというとき安心です。


救急車が来たら


救急車には救急救命士がいますので、あらかじめメモしておいた症状や時間経過などをできるだけ詳しく話しましょう。

患者を運びながら、救急救命士は、血圧を測ったり、応急処置をしながら、適切な病院に連絡してくれます。搬送先の病院が決まったら、この情報に合わせて、病院では処置の準備を整えてくれます。


年末年始は特に飲む機会が増えます。寒さや運動不足もありますから、発作を起こしやすい時期です。


体調管理に気を付けて、新しい年をお迎えください。

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