腎臓の働き 内分泌機能
腎臓の内分泌機能はレニン、エリスロポチンなどを分泌して、血圧調整、赤血球の生産を促進、ビタミンDを活性化させカルシウムの沈着を促す働きがあります。腎臓の働きには、排泄機能、恒常性機能がありますが、その他にも大切な働きがあります。
腎臓の内分泌機能は、レニンやエリスロポチンなどの酵素やホルモンを分泌し、血圧調整や赤血球の生産に関与しています。
血圧の調整
腎臓は傍糸球体細胞からレニンという酵素を分泌し、血液中のタンパク質に作用してアンジオテンシンとよばれる物質を作ります。このアンジオテンシンは血管を収縮させるので血圧を上げる働きをしています。また血管拡張作用を有するプロスタグランジンが産出されて、腎血流の調節に関与しています。
腎臓の傍糸球体細胞は腎血流量の変化を感知して、減少すればレニンの分泌を促進し、増加すれば抑制するというように、レニンの分泌をコントロールしています。腎臓の機能が低下して腎臓病になるとレニンの分泌が多くなってしまうので、血圧が高くなるのです。
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造血ホルモンの分泌
腎臓の尿細管間質細胞から分泌されるホルモンのエリスロポチンは、骨髄に働きかけ赤血球を生産を促進させる働きがあります。
エリスロポエチンは腎臓や肝臓で分泌されますが9割は腎臓で分泌しています。このため慢性腎不全になると、エリスロポエチンが減少して貧血(腎性貧血)が起こるのです。
ビタミンDの活性化
ビタミンDはカルシウムやリンの吸収を良くしてカルシウムが骨に沈着するのを促進し、血中カルシウムの濃度を調節しています。ビタミンDは食品から摂ったり、紫外線によって皮膚で一部合成されます。
しかし、ビタミンDはそのままでは働くことができないので活性化させないといけないのです。ビタミンDの活性化は肝臓と腎臓で行われています。ですから腎臓の機能が低下したり腎不全になると、合併症として骨がスカスカになる骨粗しょう症などの症状がでるのです。
腎臓はその他にも分泌している物質があり、体の調子を整える大切な働きをしています。あらためて、腎臓に負担をかけない生活習慣や食生活をすることの大切さを感じました。
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