急性腎炎の検査、治療、食事療法
急性腎炎は尿検査、血液検査、腎機能検査などを行い診断されます。急性腎炎の治療は入院して安静、薬物療法、食事療法を実施します。食事療法は高カロリー・低蛋白・減塩・水分制限が基本。急性腎炎は腎臓の糸球体の急性炎症で喉や鼻などの上気道の溶血性連鎖球菌感染後に発症することが多い病気です。
急性腎炎の検査
急性腎炎の検査としては、まず尿検査を実施して詳しく調べます。
血液検査、腎機能検査として、
BUN、クレアチニン、溶連菌の抗体を調べるASO(抗ストレプトリジン-O抗体)、ASK(抗ストレプトキナーゼ抗体)など。
必要な場合は腎生検も行われます。
血尿(顕微鏡的血尿の潜血尿も含む)、赤血球円柱、蛋白尿、ASO、ASK上昇などが認められれば急性糸球体腎炎と診断されます。
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急性腎炎の治療
急性腎炎の治療の基本は 安静・保温・薬物療法・食事療法です。
急性腎炎は入院して適切な治療と安静、食事制限を実施すれば治る確率の高い病気です。
むくみや高血圧は、通常1週間以内に、また、血尿、たんぱく尿なども、2〜3カ月で消えていくことが多いようです。慢性腎炎へ移行しないように治療や食事療法に気を付けることが大切です。
1.安静・保温
急性腎炎は腎臓の機能が低下してしまう病気です。
腎臓への血流を保つために特に初期の安静が重要で、入院しての治療が原則です。
2.薬物療法
腎炎自体を直接、根本的に治す特効薬はありません。
腎炎の症状である高血圧には降圧薬を、尿の出が少なかったりむくみがある場合は利尿薬が用いられます。
溶血性連鎖球菌感染後の急性腎炎を予防するためには、抗菌薬を使用すると効果があるようです。ただし、すでに急性腎炎を発症しているときには効果は少ないとされています。
急性腎炎の食事療法
食事療法は高カロリー・低蛋白・減塩・水分制限が症状に合わせて実施します。
急性腎炎の食事療法は、平成9年日本腎臓学会の「腎疾患患者の食事療法に関するガイドライン」が基準です。
1.高カロリー 標準体重×35〜40kcal/日
2.蛋白質 0.5〜0.8g/体重(kg)
3.減塩 2〜5g/日
4.低カリウム(血清カリウムが上昇の場合)
5.水分制限 (症状に合わせる)
ただし、これらは原則で慢性腎炎など重篤な病気も含まれていますので、症状の重い軽いに合わせて実施されます。医師や栄養士の指示に従ってください。
急性腎炎の場合には
1.塩分の制限
高血圧とむくみは、塩分摂取量と密接な関係があるので、塩分は、通常1日5g以下に制限されます。
2.タンパク質の過剰摂取を避ける
高タンパク食は、腎臓病の悪化を加速するので食べ過ぎないように!
体重60kgの人で約60gを目安に。
3.エネルギーを十分にとります。
エネルギーが不足するとタンパク質を十分に利用できないので、高カロリー食に!
体重60kgで1日1,800〜2,000kcal。(標準体重1kg当たり30〜35kcal)
ただし、肥満の人は、カロリーコントロールのためエネルギーを減らす場合もあります。
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急性腎炎の食事
塩分制限やタンパク質の制限、高カロリーなど献立を考えるのはとても大変です。
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