慢性腎炎の検査と治療
慢性腎炎はタンパク尿が1日1g以上かタンパク尿と血尿の両方があって高血圧が1年以上続いています。尿検査、血液検査を行い診断されます。慢性腎炎の薬物療法、食事療法について。
慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)はタンパク尿が1日1g以上かタンパク尿と血尿の両方があって高血圧が1年以上続いている場合に診断されます。しかし、特にこれといった症状がみられない場合もあります。
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慢性腎炎の検査
慢性腎炎の検査として、
●尿検査
尿タンパク、尿潜血、尿沈査など
●血液検査
血液一般検査、尿素窒素、クレアチニン、血清補体価測定、IgA、IgGなどの生化学検査など
●腎生検
慢性腎炎は血液検査の結果で種類分けされます。
1.血清補体価の低下は膜性増殖性糸球体腎炎やループス腎炎
2.IgA高値はIgA腎症
3.HB抗原・抗体の陽性はHB腎症(B型肝炎ウイルスによる腎症)
4.抗核抗体の陽性はループス腎炎
慢性腎炎のうち日本人に最も多いタイプは、IgA腎症で、約40%の割合です。10才代から40才代で男性に多く発症しています。
IgA腎症は腎臓の中でろ過の働きをしている糸球体にIgAというタンパク質(免疫グロブリン)が沈着する病気です。IgA腎症の原因はまだ詳しいことはわかっておらず、難病(特定疾患)に指定されています。
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慢性腎炎の治療
慢性腎炎の治療として残念ながら根治的な特効薬はありません。
そこで慢性腎炎の進行を抑え、腎不全に移行しないようにするための治療が施されます。
1.薬物療法
●タンパク尿を抑え腎症の進行を抑制させる
変換酵素阻害剤や受容体拮抗剤、副腎皮質ステロイド、免疫抑制薬など
●糸球体内で血液が凝固することを抑制
血小板のはたらきを弱める薬。血液凝固を抑制する薬
●血圧コントロール(血圧を下げる)
降圧薬
●むくみの解消
利尿剤
2.食事療法
食事療法の内容は、腎機能の程度や症状の有無によって変わりますが、食事療法の基本は、食塩とたんぱく質の摂取量を守ることです。
食塩制限は1日6〜7g。薄味にしましょう。
たんぱく質は1日0.7〜1.0g/kg体重。摂取量としては40〜60gに制限しましょう。
また、症状によっては水分量とエネルギー摂取量も過不足にならないように注意しなければなりません。
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慢性腎炎は自覚症状があまりないため、気付かないうちに進行してしまうことがあります。
定期的に健康診断を受けることが大切です。
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