尿路結石の主な成分はシュウ酸カルシウム

尿路結石の主な成分は約80%がシュウ酸カルシウムです。シュウ酸カルシウム結石の特徴と考えられる原因について。その他の尿路結石の成分について紹介します。

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尿路結石は尿が腎臓から尿道に至る過程の尿路に出来る石のことで、尿中のあるミネラル成分が何らかの原因で飽和状態となって結晶となります。

40〜50歳代の男性に最も多く、性別では男性のほうが女性約2〜3倍多いのが特徴です。

なぜ、結石ができるのか?その原因はまだよく分かっていません。しかし、結石の素材となる成分にはいろいろあり、その成分によって色や形が違っているので、結石の成分を調べれば、結石の原因や治療、予防の手掛かりがつかめます。

尿路結石の主な成分について紹介します。


1.シュウ酸カルシウム


尿路結石のおよそ80%がシュウ酸カルシウムを主成分とするもので、尿中のシュウ酸が増えることで起こります。

シュウ酸カルシウム結石の特徴は、硬くて表面がギサギサな形をしており金平糖の様になります。そのため、結石が小さくても尿菅などに引っかかりやすく排出されにくいのです。

  シュウ酸カルシウム結石の写真

尿中のシュウ酸が増える主な原因として考えられるのは、カルシウム不足です。

カルシウムが不足していなければ、腸の中でシュウ酸と結合しシュウ酸カルシウムとなり便として排出されます。ところが、カルシウム不足になると、カルシウムと結合排泄されなかったシュウ酸は腸から吸収され、腎臓から老廃物として尿中に排泄されるのです。つまり、カルシウムは尿中へのシュウ酸の排泄を抑制してくれているのです。

無視できないのが、最近増えている脂肪の過剰摂取によるシュウ酸カルシウム結石です。

脂肪と結石は一見関係なさそうに見えますが、脂肪を多くとり過ぎると、腸の中で吸収されなかった過剰の脂肪酸がカルシウムと結合してしまうため、結果として、シュウ酸と結合するカルシウムが減少してしまうからなのです。

逆にカルシウムの摂取が多すぎても、カルシウムが過剰になりすぎて、結石を造ることがあります。
私の友人は、骨折をしたため、骨を強くしようとカルシウムのサプリメントをたくさん飲んでいました。その結果、腎臓結石ができてしまいました。バランスが大切なのです。


2.リン酸カルシウム


リン酸カルシウム結石もカルシウム塩です。単独で結石になったものは殆ど無く、シュウ酸カルシウムとの混合結石となっています。リン酸カルシウム結石は尿がアルカリ性になった時に出来やすいようです。


3.リン酸マグネシウムアンモニウム


リン酸マグネシウムアンモニウム結石はもろく割れやすい結石です。

リン酸マグネシウムアンモニウム結石は、細菌による尿路感染が原因のため、男性より尿道の短い女性に多いのが特徴です。

尿路感染により、尿素分解菌が尿中の尿素をアンモニアと炭酸ガスに分解します。アンモニアにより尿がアルカリ性になって、リン酸マグネシウムアンモニウム結石が形成されます。

リン酸マグネシウムアンモニウム結石ができると、結石が細菌を増やし、細菌が結石をさら大きくさせるという悪循環が起こります。そのため、腎盂腎杯の中でどんどん成長し、サンゴ状結石となりやすいのです。

尿路感染症の治療により改善されます。


    リン酸マグネシウムアンモニウム結石の写真


4.尿 酸

尿が酸性になった時に出来やすいのが尿酸結石です。

尿酸結石は痛風、高尿酸血症、高尿酸尿症などの人がなりやすいのが特徴で、尿をアルカリ性にすることで改善できます。


5.シスチン

シスチン結石は遺伝性のシスチン尿症によって起こり、通常10〜30歳で発症することが多いです。

シスチン結石は腎盂または膀胱に形成されサンゴ状結石になる場合が多いようです。非常に硬く、体外衝撃波による破砕にもなかなか壊れません。





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