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貧血の日常生活での注意点 その3 食事
日常生活の注意点として、気をつけたいのはなんと言っても「食事」です。 今までにもお話ししていましたが、最後にまとめをしておきますね。 貧血の種類によっては、鉄分や葉酸など、不足している栄養素を 補う必要があります。食事だけで補えない場合には、薬や注射を投与します。 そこで大切なことは、不足している栄養素をだけを偏って摂るのではなく、 消化吸収を高めるために、バランスのよい食事をすることが大切なの...
貧血で日常生活での注意点 その2 身体を温かく清潔に!
貧血の日常生活において、まだ注意すべき点があります。 これは、貧血の人に限らず、みんなにあてはまることです。 1.体を温かく保つ 貧血になると、全身の酸素不足がおこり、新陳代謝も低下します。 それによって全身や手足が冷たく感じられるようになります。 体温は1℃下がるだけで、身体に大きな影響があります。 ●基礎代謝が12%低下・・・エネルギーが消費されないので、太りやすくなる。 ●免...
貧血の日常生活の注意点とは?!
これまで、いろんなタイプの貧血についてお話ししてきました。 貧血になったら、その原因を調べ、治療することが大切ですが、 日常生活においても注意すべき点があります。 1.運動や仕事は無理のないように 貧血になると、当然の事ながら、血液の酸素運搬能力は低下しています。 それをカバーしようとする働きで、普段よりも心臓に負担がかかります。 ですから、体を動かすほど、全身の細胞はより酸素を必要としますので...
不応性貧血は高齢者に多い?!
不応性貧血とは耳慣れない言葉ですが、正式には、骨髄異形成症候群。 myelodysplastic syndromeの頭文字をとって「MDS」と略されています。 ★骨髄異形成症候群とは 骨髄異形成症候群とは造血幹細胞自体に異常が起こったために、 細胞の増殖・成熟がうまく進まず、途中で次々と死んでしまい、 貧血や白血球減少、血小板減少などの症状が現れる病気です。 骨髄異形成症候群は、細胞の中にある遺伝...
悪性貧血はもう悪性ではない?!
「悪性貧血」 名前を聞いただけでは、すごい悪い貧血のようですが、 長い間、原因不明で致死的な貧血であったことから、悪性貧血と名づけられました。 悪性貧血とは ?:血液の話Q&A ★悪性貧血の原因 悪性貧血は、体のビタミンB12、または、葉酸(ようさん)の吸収障害によって起こる 「巨赤芽球性貧血」に分類される貧血です。 ビタミンB12の吸収には胃にある糖タンパクの一種の内因子が必要で、 内因子自体...
喫煙は血中の葉酸濃度を低下させる?!
今日は葉酸と喫煙。タバコについてのお話です。 「赤ちゃんや子供にタバコは悪い」とよく言われますが それはなぜなのでしょうか? その理由を知っている人は少ないのでは? 喫煙が身体に及ぼす害を知っていたら、 タバコを吸うことは怖くてできないと思うのです。 ★葉酸と喫煙の関係 喫煙は細胞の葉酸代謝や保存能力を阻害し、血中の葉酸濃度を低下させます。 特に、妊婦さんが喫煙すると妊娠・出産へ直接影響して...
飲酒が葉酸の吸収を妨げる?!
「大球性高色素性貧血」(巨赤芽球性貧血)になる原因の一つ。 葉酸欠乏についてお話ししています。 葉酸は腸内細菌により合成されるので、欠乏することはあまりありません。 ですが、食生活の乱れや喫煙、アルコールで分解・排出されてしまいます。 深酒や喫煙は葉酸の働きを低下させ欠乏症の原因になるのです。 喫煙・飲酒で葉酸不足?:ビタミン・ミネラル大辞典 ★葉酸と飲酒の関係 葉酸が必要なのは、妊婦さん...
葉酸欠乏で貧血になる?!
昨日は、「大球性高色素性貧血」(巨赤芽球性貧血)になる DNA合成障害の原因のひとつ、「ビタミンB12」についてお話ししました。 しかし、「ビタミンB12」が直接、DNA合成に関わってはいません。 直接関与しているのは「葉酸」の方です。 「 ビタミンB12」は「葉酸」のDNA合成を後押しするような存在です。 自動車にたとえると「ビタミンB12」はガソリンで、「葉酸」はエンジン。 ガソリンだけで...
ビタミンB12不足で貧血になる?!
「大球性高色素性貧血」(巨赤芽球性貧血)についてお話ししています。 大きな赤血球でも貧血になる?:血液の話Q&A この貧血は、骨髄の造血機能が上がり細胞数は増加しますが、 DNA合成障害により、まともな血球が産生できないため、 途中で壊されしまい、貧血を補うことができません。 このDNA合成障害を起こす原因は、 「ビタミンB12」または「葉酸」というビタミンの不足、欠乏で起こります。 ★ビ...
ビタミンB12不足で貧血になる?!
「大球性高色素性貧血」(巨赤芽球性貧血)についてお話ししています。 大きな赤血球でも貧血になる?:血液の話Q&A この貧血は、骨髄の造血機能が上がり細胞数は増加しますが、 DNA合成障害により、まともな血球が産生できないため、 途中で壊されしまい、貧血を補うことができません。 このDNA合成障害を起こす原因は、 「ビタミンB12」または「葉酸」というビタミンの不足、欠乏で起こります。 ★ビ...
大きな赤血球でも貧血になる?
今まで、鉄欠乏性貧血に代表される「小球性低色素性貧血」 再生不良性貧血のような「正球性正色素性貧血」についてお話してきました。 貧血には、こんな種類もあるのです。 わかりやすくするために数値でみてみましょう。 ●赤血球数 173 ↓ (360〜489) ●血色素量 7.1 ↓ (11.4〜14.5) ●ヘマトクリット値 21.3 ↓(34〜44) ●MCV 123.7 ↑ (78〜101) ...
再生不良性貧血は難病?!
今日は「正球性正色素性貧血」のひとつ、 再生不良性貧血についてお話しします。 再生不良性貧血とは、骨髄が何らかの原因で低形成になり、 血液中の赤血球、白血球、血小板のすべてが減少する造血器(骨髄)の病気。 ★再生不良性貧血の原因 再生不良性貧血は、先天性と後天性があります。 1.先天性の再生不良性貧血 Fanconi 貧血と呼び、種々の奇形を合併することが多い 2.後天性再生不良性貧血 ...
赤血球の大きさは変わらなくても数が減ると貧血に?
今回は、「正球性正色素性貧血」についてお話しします。 わかりやすくするために数値でみてみましょう。 ●赤血球数 258 ↓(360〜489) ●血色素量 8.0 ↓ (11.4〜14.5) ●ヘマトクリット値 25 ↓(34〜44) ●MCV 96.7 (78〜101) ●MCH 31.0 (28〜35) ●MCHC 32.0 (31〜36) 血色素がおなじ 8.0 でも、小球性低色素...
MCV・MCH 低下 は 鉄欠乏性貧血
今日は、測定した3つの項目(RBC・Hb・Ht)の検査結果と、 この3つの計算式(MCV・MCH・MCHC)によって、 血液中の赤血球の状態や機能・能力を推測してみましょう。 これによって、貧血の種類もわかります。 ただし、病名を特定するには精密検査が必要です。 ★小球性低色素性貧血 わかりやすく、数値でお話ししますね。 これは、以前、私が貧血だった頃のデータです。()は女性の基準値です。 ●...
MCV・MCH・MCHCは赤血球の形状を特定する指数
貧血があるかどうかを決める時に必ず調べる項目。 赤血球数・血色素(ヘモグロビン)量・ヘマトクリット値 があることをお話ししてきました。 では、今日は、この検査結果を使って、 どのように赤血球を分類するのかをお話しします。 まず、正常の赤血球を基準にすると、 ●血色素からわかることは、 より薄い血色素の赤血球 < 正常の赤血球 < より濃い血色素の赤血球 ●大きさからわかることは、 より小さ...
貧血の検査 ヘマトクリット値(Ht)
ヘマトクリット値(Ht)についてです。 ヘマトクリットとは、血液全体に占める赤血球の割合(%)です。 ですから、ヘマトクリット値は、赤血球の数と大きさによって左右されます。 以前は、毛細管に血液をとり、片方をパテでとめ、 遠心分離にかけて分離して、スケールで測定していました。 ヘマトクリット値とは?:血液の話Q&A 現在は、このヘマトクリット値の検査は、ほとんどの場合、 血算検査の一環として行わ...
貧血の検査 血色素量とは?
貧血の診断に必要な検査についてお話ししています。 ●赤血球数 ●血色素量 ●ヘマトクリット値 ●MCV ●MCH ●MCHC 今日は、2番目の 血色素量 についてです。 血色素(ヘモグロビン)は、赤血球に含まれているたんぱくの一種で、 血の赤さの元になっているものです。 「ヘモグロビン」とは、「ヘム」という色素と「グロビン」というタンパク質が 合わさったものです。 赤くなったり青くなったりする...
貧血の検査 赤血球数とは?
まず、貧血と聞くと、赤血球の数が少ないのでは?!と思われるでしょう。 はい!正解です。でも、必ずしも少ないとは限らないのです!! 数はたくさんあるのに、貧血だということもあるのです。 今日からは、貧血の検査についてお話しします。 貧血の検査は、まず、血液一般検査で行われます。 ●赤血球数 ●血色素量 ●ヘマトクリット値 ●MCV ●MCH ●MCHC これらの項目によって総合判断されます。 ...
「貧血」と「低血圧」も違う?!
前回は、「貧血」と「脳貧血」は別のモノとお話ししました。 「脳貧血」は俗称で、正式には「起立性低血圧」といい、 急に血圧が下がってしまったために、めまいや立ちくらみを起こします。 これは、一過性のモノで、しばらく休めばよくなります。 20〜30代の女性に多いと言われる「低血圧」も、 朝、すぱっと起きられない。 めまいやたちくらみがする。 疲れやすく、体がだるい。 顔色がよくない。 動悸、息切れが...
「貧血」と「脳貧血」は別のもの?!
貧血でよく間違われることがあります。 急に立ち上がったり、長時間立ったままでいたときに、 クラっと立ちくらみやめまいがすることがあります。 これを、「脳貧血」と言いますね。 「脳貧血」というのは俗称で、正式には、「起立性低血圧」といいます。 立ち上がったとき、もしくはずっと立ち続けているときに 一時的に血圧が低下して、一過性の脳循環不全、 つまり、血液が脳血管に一定量回らなくなり、酸欠状態と...
貧血が肩こりの原因に?!
ほとんどの人は肩こりの経験があるでしょう。 肩こりとは、首から肩にかけての筋肉のこわばりや筋肉疲労によって起こる不快感の総称です。 しかし、その症状は人によって違っていて、重くだるい感じ、こわばり感だったり、痛みであったりとさまざまです。 時には、肩だけでなく首や背中の痛み、 頭痛やめまいを伴う事もあります。 ★肩こりの原因は、 運動不足 同じ姿勢を続けるストレス、 使い過ぎによる筋肉疲労、 肩...
鉄欠乏性貧血の症状は?!
これまで、鉄欠乏性貧血の原因となる主なものをお話ししてきました。 今日からは、鉄欠乏性貧血の症状についてお話しします。 鉄欠乏性貧血になるとどんな症状になるか・・・ ● めまい・立ちくらみ ● 疲れやすい・体がだるい ● 顔色が悪い・唇の色が悪い これらが、貧血の症状と思われがちですが、 ほかにも様々な症状があります。 ● 頭痛・頭が重い ● 耳鳴り ● 肩こり ● 動悸・息切...
鉄欠乏の原因 その10 激しいスポーツ
鉄欠乏の原因 ●鉄の需要量の増大 で、案外、見過ごされているものがあります。 それは、激しいスポーツによるもので、「スポーツ貧血」と呼ばれています。 これも鉄欠乏性貧血です。 思春期に、貧血が多く見られるのは、部活動などで激しいスポーツを始めることが 拍車をかけているとも言えます。 部活動などで週5日以上運動をしている人と,そうでない人に分けて調べると、鉄欠乏症と診断された割合は、運動をしているグ...
鉄欠乏の原因 その9 思春期の需要増大
鉄の需要が増大するのは、乳幼児期だけではありません。 乳幼児と同じように、思春期でも急速に成長し鉄の需要が増加します。 思春期とは 9〜18歳ぐらいまで年齢で、 第二次性徴が出現し、性機能が完成する時期をいいます。 ★第二次性徴とは ? 第一次性徴は、生まれてすぐ分かる男女の性器の特徴のことです。 男性の精巣やペニス、女性の卵巣や外精器など...
鉄欠乏の原因 その8 乳幼児期の需要増大
鉄の需要量が増大するときとはどんなときでしょう。 これは、身体が急速に成長しているときです。 ★乳幼児の貧血 低出生体重児、未熟児では十分に鉄が蓄えられず生まれてくるので、 発育の遅れを取り返そうとするように急激に成長します。 鉄の供給が間に合わずに未熟児後期貧血が成長の盛んな生後3月頃から出現します。 未熟児に限らず、成長の盛んな乳幼児では鉄の需要が急増し、 母乳やミルクだけでは、鉄の供給でまか...
鉄欠乏の原因 その7 慢性的な出血?!
これまで、鉄欠乏になる原因として、 ●鉄摂取量の不足、 ●鉄吸収がうまくできない についてお話ししてきました。 今日は、3番目の原因。 ●鉄が失われる についてお話ししますね。 体内から鉄が失われて鉄欠乏性貧血になるおもな原因は慢性的な出血です。 若い女性の場合は毎月のようにやってくる「月経」で出血するので 鉄欠乏性貧血が多いのは当然ですね。...
鉄欠乏の原因 その6 卵や乳製品の摂りすぎ
鉄を効率よく吸収するのはなかなかたいへんです。 だって、こんなものまで、鉄の吸収率を下げているのですから・・・。 ベジタリアン(菜食主義)のかたに鉄欠乏性貧血が多いというのは、 これまでにもお話ししてきましたが、それ以外にも理由がありそうです。 お肉を食べないかわりに、牛乳や卵を食べている人が多いとのこと! 実は、この牛乳や卵が鉄の吸収率を下げている可能性もあるのです。 ★ゆで卵 卵は完全食品と言...
鉄欠乏の原因 その5 ビタミンCを破壊するもの?!
前々回、食事の時に、鉄分を多く含む食品と一緒に、 抗酸化力のあるビタミンCを含んだ食品を食べると吸収率が上がるとお話ししました。 ビタミンCと鉄分を同時にとった場合、 鉄分単独よりも4倍〜10倍吸収が良くなるというデータもあります。 ビタミンCで鉄分を吸収:ビタミン・ミネラル大辞典 〜身体の調子を整える脇役たち〜 ところが、せっかくビタミンCを摂っても、あるものによってビタミンCが壊されてしまい ...
鉄欠乏の原因 その4 鉄の吸収を阻害するもの
食品の中には、鉄の吸収を助けるものがあると思えば、 それを妨げるものもあるのです。 鉄の吸収は夜に行われるそうですので、特に夕食以降は気をつけてください。 貧血の方や貧血を予防したい場合には、なるべく摂らないように。 摂る場合には、阻害物質をおさえる工夫をしなければなりません。 阻害物質としては、 1.タンニン ポリフェノールの一種であるアントシアニンは、吸収をうながすものでしたが、 同じポリ...
鉄欠乏の原因 その3 鉄の吸収率をアップ
せっかく食物から摂った鉄分です。 吸収率をアップするために工夫をしましょう!! 植物に含まれている鉄分は酸化した三価鉄(非ヘム鉄)なので 抗酸化物質によって二価鉄(ヘム鉄)還元してやると吸収がよくなります。 食事の時には、鉄分を多く含む食品と一緒に、 抗酸化力のあるビタミンCや柑橘類に多いクエン酸を含んだ食品を 食べると吸収率が上がります。 酢の物やレモンを使ったり、オレンジジュース。食後にデザー...
鉄欠乏の原因 その2 鉄の吸収がうまくできていない
鉄欠乏になる原因として、鉄摂取量の不足によるものをお話ししましたが、 食生活もきちんとして、3食ちゃんと食べているのに、鉄不足になることもあります。 それは、小腸からの鉄吸収がうまくできない場合などです。 食物から摂った鉄は、その約10%程度が小腸から吸収されるそうなので、 単純に計算すれば、1日約10mgの鉄を摂取すれば補えるということになります。 厚労省の摂取基準は1日7.5mgに決められて...
鉄欠乏の原因 その1 鉄摂取量の不足?!
鉄欠乏性貧血になるのは、身体の鉄欠乏が起こることです。 鉄が欠乏するおもな原因は、 ●鉄摂取量の不足、 ●鉄吸収がうまくできない ●鉄が失われる ●鉄の需要量の増大、 ●鉄の貯蔵量の不足 などがあげられます。 単独の原因で起こるよりも、いろんな原因が合わさって 鉄欠乏性貧血を発症することのほうが多いと考えられます。...
鉄欠乏性貧血はどうして起こる?
鉄欠乏性貧血とは? 貧血のなんと70%は、ヘモグロビンの重要な材料のひとつである鉄分が不足することによる「鉄欠乏性貧血」です。 血液検査の結果では、赤血球数は基準値内ですが、血色素(ヘモグロビン・Hb) ・血球の容量(ヘマトクリット・Ht)が低下しています。 その結果、計算式で求められるMCV、MCH、MCHCも低下しています。 MCV、MCH、MCHCで貧血のタイプがわかる? つまり、...
貧血のおもな原因?
貧血の意味 貧血は「血が貧しい」と書くのですが、血液の量そのものが少ないということではありません。 人間の血液の量はほぼ一定です。 貧血とは、血液中の赤血球や、赤血球に含まれるヘモグロビン(血色素)の量が、 正常値よりも少なくなり、ヘモグロビンが足りなくなった状態で、「血が薄い」ことです。 ヘモグロビンは酸素を体の各部位に運び、いらなくなった二酸化炭素を持ち帰り 肺から外に出す働きをするタンパ...
貧血は身近な病気?!
血液一般検査の「MCV」「MCHC」などに関連して貧血についての質問があったので、 今回から貧血についてお話ししていきましょう。 貧血は女性の約1割、10人に1人が悩んでいると言われるほど、身近な病気です。 とくに若い女性に多いことが知られていますが、高齢者でも見過ごしにできません。 貧血は、よくある症状なので軽く見られがちで、 放置されることが多いのですが、 日常生活や仕事にも支障をきたす病...
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